遊覧船 (ディアプラスコミックス)
暖かくて優しい雰囲気のお話です。私はとっても好きです。
この方の絵は、線が細いので、繊細な話が良く似合いますね。
続編が出て欲しいです!
この1冊に、話しを詰め込んだ感があります。もっと、日和が復学するしないで揉めて欲しかったですし、間宮さんも、もっと駄々をこねて欲しかったですwww
復学してからも、会いに来ちゃう間宮さんを、見たいですね。卒業して、オランダで結婚しちゃう所も見たいですww
遊覧船
藤たまきさんの「遊覧船」が大好きなので、予約してずっと楽しみにしていました。
聴き終わった感想としては、期待以上で、藤さん独特の詩的な表現やセリフのイメージを壊す事なく、声と音楽でふんわりと優しく作り上げていると思います。
声優さん達もイメージがあっていましたし、演技も本当に素晴らしかった!
しなやかで芯が強く、時には繊細な内面も見せる日和には、柔らかく・・・でも意思の強さを感じさせる声の岸尾さん。そしてお金でしか人とのつながりや愛情を保てないと思っている愛すべき異星人(笑)の間宮には、麗しい低音の声で・・・すねた口調がかわいい子安さん。特に日和の心情を語る時の岸尾さんの演技は・・・心に沁みてきました。
私が藤さんの作品で好きなところの一つが、独特のセリフまわしや文章にあります。どの作品でも心を揺さぶる表現が必ずあって心に残ります。このドラマCDでも、原作のセリフや文章もけっこうあり、私の大好きなセリフやお気に入りの文章を日和や間宮が語ってくれた時は感激しました。私は漫画を見ながらCDを聴いていましたが、より楽しめましたよ。この脚本家さんは藤さんの良さや特徴を理解してくれていると感じました。
ジャケットのイラストも素敵です。音楽もさりげないですが、心に響きました。ピアノとギター(たぶん)のソロの曲が印象的で、しっとりとドラマを彩っていたと思います。
年齢も環境も価値観も違う日和と間宮・・・時には迷い、愛しあい、傷つけあいながらも不器用にゆっくりと進む航路に、私は二人の幸せな未来を予感する事が出来ました。
聴いた私にも幸せであたたかな気分にさせてくれる作品です。