ネヴァー・ネヴァー・ランド+4(紙ジャケット仕様)
71年発表の1st。ファンタジックなジャケットが印象的だ。本作はサイケ要素の強いグループではあるが、ハード・ロック的なアプローチも目立ち引き締まった演奏を聞かせる。またトゥインクを含めたツイン・ドラムスという形態に興味がいくのではあるが、残念ながらその特性を生かした重層的なリズムはほとんど聞かれず、結果として本作の後トゥインクは脱退する。結成メンバーはポール・ルドルフ(g.、vo)、ダンカン・サンダーソン(b、vo)、ラッセル・ハンター(dr)、トゥインク(Dr、vo) の4人。1.はガレージ色が濃厚なストレートなハード・ロックであり、彼らの代表曲の一つ。2.はゆらゆらした美しいメロディを聞かせるサイケ・ポップなバラード。3.もハードなギターが印象的な曲。キャッチーなギター・フレーズが耳に残る。5.は妙に懐かしい感じのするメロディが印象的な曲。このグループの懐の深さを知ることが出来ると思う。8.もストレートなハード・ロックだが、後半に突如ドラムのみの演奏になりツイン・ドラムが満喫出来る。ただし演奏はかなり淡白。9.も彼らの代表作でありライヴでの人気曲である。