日本の名レース100選 VOL.020 (サンエイムック―AUTO SPORT Archives)
ニッサンとトヨタの戦いに、タキレーシングが最新型のポルシェ917と908を持ち込み、他にもローラやいすゞのマシンも参戦と、
さぞ当時のファンはわくわくしながらこの一戦を楽しみにしていたのだと思います。
当時の観客の多さや、数々の迫力ある写真(個人的には北野元選手がジェットヘル越しに鋭い眼光でバンクを抜けたコーナーを
駆ける赤茶色のR382の写真に感動しました)は見ものです。
又、ニッサンファンにはサポートレースの記事も読み応えがあると思います。
ウィナーである黒沢元治さんの述懐もなかなか面白い話があり、良い買い物ではないかと思います。
このシリーズは頑張って継続して頂きたいと切に思います。
'83-'88 WEC JAPAN GroupC/富士スピードウェイ最速伝説 [DVD]
1982年〜1988年迄富士スピードウェイで行われたWEC JAPAN(途中からWSPCへ変更)の総集編。惜しむらくはランチャ・ポルシェ両ワークスの壮絶な戦いが繰り広げられた82年の第1回WEC JAPANの記録がないことですが、改めて見てみると各年それぞれドラマがあり、又こんなレースを生で見てみたい感で一杯になりました。当時富士迄見に行き、エントリーの顔ぶれもさることながら、観客数の多さからも世界の空気を感じ入ることが出来ました。まだこの時代の国産Cカーは発展途上で予選こそ速いものの本番はメロメロで、見に行く度にガッカリさせられましたがワークスを始めとしたヨースト、ブルン、リチャードロイド、クレマーといった海外ポルシェ勢の快走、ジャガーV12エンジンの素晴らしいエグゾーストノート、最終年の3大ワークス(ポルシェ、ジャガー、メルセデス)の緊迫した攻防、個性的なC2カーの面々など今思い出しても古さを感じず、現在の目線でも一級のスピードも兼ね備えており歴史に残る良いものを生で見られ本当に幸せでした(ハンス・ヨアヒム・シュトゥックやクラウス・ルドビクなどポルシェ使いのダイナミックな走りは凄かった!)。心残りはワークスランチャが日本ラウンドでは82年以外は来日しなかったことですね。こんな時代だからこそ各社の得意な分野のエンジンや技術力で燃費も勝負の明暗になるスポーツカーによる耐久レースの世界選手権復活を切望してなりません。このDVD製作元は海外で作成されたことからか表記などに誤りが散見されますが、当時の雰囲気を味わうには良い買物ではないかと思います。10月に発売されるという世界選手権の総集編も楽しみです。
富士スピードウェイ―最初の40年 (モータースポーツブックス)
富士スピードウェイにて開催されたレースのみならず当時の国内レースの背景を詳細な調査をもとに書いています。富士スピードウェイが新装となった今タイミング的にもピッタリ合っています。
古くからのレースファンまた最近レースに興味を持った方も是非一読の書です。
ポルシェ ドライビングテクニック ~富士スピードウェイ編~ [DVD]
判り易くFSWの走りかたを解説。走行会初心者向け講習も、上級者向けコンテンツもあり、お買い得です。
初めて走行会に参加する方などへの装備品の説明から、アクセルのオンオフポイントの映像まであり、幅広い層を狙った構成だと言えます。
富士スピードウェイを走る人は、持っていて損は無いと思います。