エリーゼのために/ピアノ小品集
この顔ぶれでこの価格、買わなければ損でしょう。
特にピリスのトルコ行進曲は必聴です。ピリスらしさがこれほどハッキリと
聴き取れるCDは極めて稀です。(独特のリズム感、完璧にコントロールさ
れた左右バランス、情感に流されない演奏スタイル等)
是非、多くの方に聴いて戴きたいCDです。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番
文句なく素晴らしいラフマニノフのピアノ協奏曲でした。ジルベルシュテインはこのCDで初めて知りましたが、1966年モスクワ生まれのロシア人作曲家の作品をレパートリーの中心に持つピアニストのようです。(ということはこの録音は20代中盤という非常に若々しい録音)2番はオケに溶け込むようにやさしく流れ、3番の第3楽章はここが見せ場とばかりにドラマチックで激しい演奏をみせてくれます。このレベルまでくれば後は好みの問題かなと思います。
有名な2番3番をこのぐらい高いレベルでカップリングしてくれるCDはなかなかないと思います。オススメ!!
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&第3番
このCDでジルベルシュテインを知った。あまり聞かないピアニストだが、第2番、第3番、両方とも良かった。オーケストラは、さすがアバド&ベルリンフィル。盛り上がりどころを完璧に熟知しているかのような迫力だ。第3番については、決定盤としてお勧めする。