聖なるかな Special Edition【同梱特典:ノベルAVG「永遠神剣サードデスティネーション」】
一週目沙月ルートを終えました、その時点でのレビューになります。最後までは難しいかもしれませんが、出来るだけ進めてから更新したいと考えています。(特典もあるし……時間が掛かりそうだ。)
総プレイ時間は約40時間程度でしたが、同じ敵に何度もやられてロードを繰り返してますので、本来の時間はもっと掛かっています。(上手い人なら早くクリアできると思います。私には無理でした。)
それくらいには良く言えば遊べる、悪く言えば長いので、気長にプレイされることをお勧めします。
この作品は前作「永遠のアセリア」の続編になりますので、初めての方はアセリアをクリアしてから始める事をお勧めします。(アセリアルートをクリアすれば問題ないと思います。)
これより先はネタバレを含んでおりますのでご了承ください。
物部学園をものべー【神獣】の背中に乗せ、世界【分枝世界】を超え次元【時間樹】を超えの大冒険が始まる。
それぞれが剣【神剣】を手にし、聖なる神名【オリハルコンネーム】の下に戦いに身を投じていく。
強大な敵【光をもたらす者】達とに壮絶な戦いの先に待っているものとは……!!
大まかに話の内容を説明するとこんな感じです。
【】内の用語は事ある度に解説されますので、流し読みをしても構わないと思います。(少々くどい気もしましたが。)
話の流れとしては、
敵が現れた→協力して倒した→仲間になった→世界を救った!
これの繰り返しになります。何度も世界を救ってしまいます。所謂王道ものの話ですね。
学園を背中に乗せて旅をしていますので、当然一般の生徒も登場します。
設定としては面白いのですが戦っている最中に「俺達は本当に元々の世界に帰れるのかよ!?」など言ってくる事が度々あります。
前作で私を魅了してくれた「生き残るための戦い」という部分が、一般生徒の発言や行動により「帰るための戦い」感じてしまい残念でした。
なんせ自分勝手な行動をしたり写真を撮ったりする人も居ましたから。緊張感なんて皆無です。
これはあくまで私個人の意見ですが、全員が生き残るというのは奇跡です。それを実現するために頑張ったのでしょうが、人間は何かを失わなければ成長しない生き物だと思います。
最低でも一人の死を目の当たりにする事で、自分達が置かれている立場を理解し、どう生き残るのか考えるシーンが欲しかった。
今から敵を殺しに行く人間に対して「頑張ってこいよ」と話しかける友人は居ないと思う。それはゲームや空想の話だからです。まあゲームなんですけど。
しかし、ここまで否定しておきながら私が途中でやめることなくプレイが出来たのは、ひとえに戦闘パートが面白いからです!
前作で話は面白いけど戦闘がめんどくさい……。そう思われた方は少なくないのではないでしょうか。
公式で無条件勝利パッチを出していますが、そんなものには頼らずにクリアしましょう!(話だけ読みたい人はどうぞ。)
戦闘システムは基本アセリアの頃と変わらず、3つのロール(アッタカー、ディフェンダー、サポーター)に分かれており、それを組み替える事で戦っていきます。
基本的にはディフェンダーがやられない限りはダメージを受けませんが、全体攻撃やアッタカー、サポーターを直接攻撃されたりもしますので、戦闘をスキップしたらやられてた。なんてことが良くあります。(セーブはこまめに。)
そして聖なるかなより追加された要素が、さらに戦闘を盛り上げてくれました。それがセットアップスキル【無効化スキルの無効化スキル】です。
その名のとおりセットアップをして条件が満たされた時に発動されます。これだけではどう面白いのか分からないと思いますが、実際にプレイされれば嫌というほど知らされます。
例を上げますと、
A軍(ファイアボール【攻撃スキル】)→B軍(アイスバニッシャー【無効化スキル】)→A軍(アイシクルアロー【無効化スキルの無効化スキル】)→ファイアボール成功!
……やっぱり実際にプレイされるのが一番だと思います。この新要素のおかげで戦闘が盛り上がりましたよ!(スキルレベルを見ないとバニッシュ出来なかったりするので注意。)
その他にも行動順序を決めるIP要素、序盤からオールラウンダー使用可能など、アセリアにはなかったシステムがあります。
中でも良いと思ったのが3Dマップとマインドの廃止です。
3Dになったことにより世界観がより伝わってきます。後半になるに連れて凄くなっていきますのでお楽しみに。
マインドとは精神の事で前作ではこれを消費したりして攻撃をしていました。神剣を使う事によって犯される精神を表していたのだと思います。
そのため強い攻撃をしたいのにマインドが足りないなどして気を使いながらプレイしました。(確か4か5章までにマインドが30以下だとバッドエンドに行けます。)
今作はマインドの代わりとしてマナが与えられます。強力な技を使う時には大量に消費しますが、戦闘が終了した時点で初期値になります。
ですので最後はガンガン必殺技を使って無双が出来て楽しいです。昔はマインドを気にして大技が出せませんでしたから。
一つ残念というか無くなったのが神剣解放です。初期版の頃は処刑?だったかな。
解放がないので限られたマナで戦うことになり、成長させるのを間違えると詰んでしまったりします。
最初は主人公を鍛えてそれから他のキャラとやれば少しは楽にクリアできると思います。
説明は以上となります。長くなりましたが少しでも参考になれば幸いです。
話に関しては否定的に書きましたが、この壮大な世界観は面白いものだと思います。
永遠神剣シリーズはこれからも続くか分かりませんが、次回作にも期待しておりますのでザウスさんには頑張ってもらいたいです。
最後に私が一番に感じ考えさせられた台詞を。
「『戦いたい』という気持ちと『戦わなければならない』という気持ち。 同じ『戦う』気持ちだが……その重みは全く違うが、気づいておるか?」
マザー・テレサ 貧しい人のために生涯をささげた聖女 (学習漫画 世界の伝記)
マザー・テレサの生涯が、子どもにもわかりやすく、かつ丁寧に描かれています。監修をされた沖守弘さんは長年にわたりマザー・テレサの活動を取材されていた方なので、転機となったエピソードや心の動きなど大切なことがきちんと伝わり、大人が読んでも胸を打たれます。小2の娘のために購入しましたが、小6の息子も興味深そうに読んでいました。こんな人が実際にいたのだということを、子どもたちにぜひ知って欲しいです。