激指 定跡道場3
激指の最新作、気になる人も多いと思うので取り急ぎレビューしたいと思います。
参考になれば幸いです。
当方前作の激指11は持っていないので、定跡道場2との比較になります。
PC使用環境
CPU:Core i7 2860QM
メモリ:16GB
まず、定跡道場2よりもメモリを使う(1GB弱)ので、OSでかなり割いている人は注意した方がいい。
強さを比較するため、定跡道場2・ボナンザ6と10局(先・後各5局)ずつ対局させた。
対局環境
1手30秒
先読み機能OFF
学習機能OFF
結果
定跡道場3対定跡道場2
7勝3敗
定跡道場3対ボナンザ6
4勝5敗1千日手
・雑記
定跡道場3対定跡道場2
1
思考内容を両方開きながら対局を見ていたが、全体的に道場2と比べ指し手に大きな変化はない。
中盤にちょっと変化があるくらいで、序盤・終盤はほとんど変わらず。
ただ中盤の棋風は若干変わり、紛れを求める手を指せるようになった気がする。
これが勝敗に影響したのであれば、今回は中盤が強くなったと言える。
2
仕様が変わったのか、1手30秒の場合、道場2は最大で27秒で指すが道場3は最大29秒ギリギリまで考えて指す。
3
相変わらず定跡の登録手数が酷い
70手進んでもまだ定跡とか萎えるし、定跡あけたころには
いきなり形勢が1000もついてどうしようもなくなっていることがある。
対人でも定跡を指定手数で打ち切れるようにしてほしい
4
1文字駒が木目でちょっとダサイ
自動対局ツール(銀星ツール)で認識できないため、仕方なく今回は道場2の一文字駒を上書きして自動対局させた。
5
相変わらず8スレッドまでしか対応していない
(自動検出にすると対応するのか?当方8スレッドなので検証できず。まあたぶん無理)
6
終盤は時間たっぷり使うくせに、中盤〜終盤入口までは即指しするので、もう少し時間を使った方がいい
7
とるしかないような絶対的な1手(王手回避など)はすぐ指すようになった。(前作も?)
定跡道場3対ボナンザ6
1
定跡道場2よりはかなり良い勝負ができている。道場2の時、対ボナ6はボロボロだった。
2
ボナンザが制限時間目いっぱい使うのに対し、道場3はほとんど使わない。
これが一番印象に残った。道場2よりも時間使わないんじゃないかと思ったほど。
上にも書いたが、中盤は時間に追われているのかと思うほどの即指し(1〜5秒程度)。
終盤になっていきなり目いっぱい使う。
もう少し中盤〜終盤入口で時間を使えば、棋力も対戦成績も変わってくると思う。
使用時間を考慮すると、もしかしたら10秒将棋の場合ボナンザより上かもしれない。(時間がなかったので検証できずすみません)
3入玉が上手くなった?
あまり入玉戦を見ないのではっきりとは言えないが、対ボナ戦で一局だけ入玉模様の局面があり、その時激指は積極的に入玉して勝利した。
全体的な感想
道場2より強くなっていると思う。
道場2との対局では、定跡があけていきなり形勢が700以上不利になったのが2局あったので、これがなければもっと勝てたのでは?と思う。
中〜終盤に簡単に逆転されることがあったのが気になった。もしかしたら上に書いた思考時間と関係あるのかもしれないが、まあ終盤に関しては強くなっていないと言えるだろう。
道場2からの乗り換え組みは買ってもよいかもしれないが、11持っている人はどうだろうか。例年のR上昇率から考えると、前作から半年程度しか経っていないので、11とはほとんど棋力が変わらないかもしれない。
以上
個人的には全て良かったです。「春風」ではCDや普段と違い「去年君がくれた〜君のもとへ」で半音上げて歌うところや一曲目、「Wonderland」の詞がいいです。この詞には隆太くんの思いがかなり詰め込まれていると思います。ライブならではですね。
この曲は「夏DIVE」ということですが、詞が夏用になっています。「Wonderland」の詞はライブDVDを持っている人しか知らない感じですよね。ちょっともったいない気がします。夏以外のライブやアルバムなどに収録して、この詞を知ってもらえるといいかなと思います。
バンドとしての協調性、それから隆太くんのボーカルの良さが最大限に発揮されていると思います。
PARADE (初回限定盤)(DVD付)
暑い日にふと涼しい風が吹いた夏の情景が目に浮かぶ、爽やか風味の強いアルバムです。特に1〜5曲目までの流れが素晴らしいです。
初期の「clover」「FAMILY」「Sweet」も聞きましたが、傾向が大分変わったなと感じました。Popで爽やかになったと言うだけでなく、より「音楽的」になったなぁという印象があります。
初期の作品では、スガシカオが奏でた音楽は「何か得体の知れないもの」として私の耳に、感覚に入ってきていたのです。そしてその不穏な、または美しい「何か」に酔っていました。
しかし「PARADE」は音楽は音楽として直接感覚に届き、そのメロディやリズムやグルーヴで私を揺らします。
大抵こういったどちらかの特性を持つミュージシャンというのはその性質のままなのですが、スガシカオのように変化していった人物は彼が初めてです。
賛否両論がありますが、少なくとも以前のスガシカオよりつまらない音楽になったとは思いません。
天頂の囲碁4
ビデオカメラ映像編集に作った自作PC(CPU i7 2600K Memory 16GB OS Windows7 64bit)に天頂の囲碁3を入れています。
コンピュータ 強さ「長考」、最大思考時間「無制限(最長120秒)」で打つとたまに120秒、多くは100〜110秒くらいで打って来ます。150〜160手くらいで中押し勝して、PC140分、こちら30分程の3時間前後要します。天頂の囲碁3が最も強さを発揮するのはこの設定と思います。試しに9子置いて3連勝、8子3連勝と打ち進め、7子5連勝、6子〜3子は各10勝を課して連勝。目下、2子4連勝。10勝したら定先に進もうと思っています。
死活が読めてないとの評を見受けますが、決してそんなことはありません。(思考時間が短いのではないでしょうか) むしろ、死活、攻め合いは確かで、手を抜かず打って来るときは読み切られています。不利と見れば転戦して、局面によって巧みに利きを見て打ちます。
『やられた!』という局面で他を打ってくれて何度か救われました。120秒では読み切れず時間つなぎを打ったのだろうと受け止めています。決してそっぽの手ではありません。
圧巻は8〜6子局と思います。形勢不利が明らかでも、メゲずに戦略志向の手を繰り出して来ます。大いに参考になります。死活、攻め合いがちゃんと読めなければやられるでしょう。低い段、級、短い思考時間で互先を打って不足なようなら、時間は掛かりますが「無制限(最長120秒)」の置碁を打ってみるのも良いでしょう。
沢山置いて中押し勝ち、連勝はしていても、決して楽な勝ではありません。1手弛めばヤラレという手を次々に繰り出して来ます。上手に対してこんな打ち方は許してもらえないでしょうが、そこは囲碁ソフトのこと、嫌味一つ言わず付き合ってもらえます。
天頂3で今しばらく打ってから、天頂4に行きたいと思っています。どのくらい強くなっているか楽しみです。
天頂の囲碁初版ではレーティング戦でも四子置かせて三連勝できたが、今回は二子でも難しくなった。三子くらいは強くなっている。大局観もすぐれ、局部戦では真剣に読まないとつぶされる。うっかり手を抜くとそこを咎めにくる。気を抜かずに戦いを進めないといけないので時間制限をすればコンピューターがさらに有利になるだろう。実力アップには言い訳ができない通常対局でなくレーティング戦(待ったなし)をお勧めする。
勝敗がついた後でも自分の敗因になったと思われる局面から再開もできるので勉強になる。もう数年もすればアマ高段者も対等か逆に置かなければならなくなるだろう。それだけ実力が接近すれば今でもそうだがさらに面白くてはまってくるだろう。もちろん低段者、級位者も置き石でもコンピューターの強さでも自由に変えられるので、娘にもやらせてみたが楽しめるし指導にも使える。ペーパー碁打ちや事情あって、碁会所やネット対局ができない方には重宝なものとなるでしょう。