ドイツ子供の歌
ドイツ語の勉強のために購入したCDでしたが、日本の日常生活ではなかなか耳にすることのできないドイツの童謡の数々がこれだけ多く収められていることにおどろきました。
曲の中には日本でもおなじみの童謡や、曲は同じでも歌詞のまったくことなるメジャーな童謡、また他の国の童謡と非常にメロディーラインの似たものなどもあり、民俗学的にも非常に興味を惹かれる内容でした。
愛らしい子どもたちの声に、ただ聴いているだけでも癒されますし、価格も手ごろで、童謡を愛する方であれば買って損はないと思いました。
葉桜が来た夏 (電撃文庫)
サブキャラが素敵過ぎます。ロリババアとかクールな口調のロリとか。メインヒロインが一番無難というか普通な印象です。
それでも展開でデレるところはデレてって感じで、ツンデレとかそういう類のキャラではないように感じるんだけど何と言うんでしょうか。
主人公が最初、ヒロインを初めとして宇宙から飛来したそれらに関わる事項をとにかく憎んでいるのですが、その描写がまた好きです。ヒロインは最初仲良くやろうと手を差し出しかけるのですが、主人公の猛烈な憎しみに触れてびっくり、みたいなそんな感じ。
葉桜が来た夏〈5〉オラトリオ (電撃文庫)
水無瀬率いる「水車小屋」の暗躍により、日本とアポストリは一触即発の事態を迎え、居留区は厳戒態勢となる。
主人公・学は前評議長の娘である星祭を呼び寄せて“十字架”評議会へ送り込み、アポストリ側からの開戦の引き延ばしを図る。そして自らは「水車小屋」を止めるべく東京へ。果たしてその決着は…。
近未来ボーイ・ミーツ・ガール、完結編です。
さすが完結編だけあって、一触即発の空気の中、「72時間」という限られた時間に高校生である主人公に何が出来るか…という、これまでの巻の中で最高に緊迫度の高いものとなりました。
迫る危機の中、葉桜の「本当の気持ち」を知り、自身の心中に起こった戸惑いが隠せない学。そんな学の行動パターンを知るだけに、学が危険に晒されることに心を痛める葉桜。戸惑う2人の気持ちを逆なでするように時間は刻々と過ぎてゆく…。
そんな2人に、学の父親と自身が積み上げた「人脈」が手をさしのべます。
最後の「(学に関する)ビックリ」以外は、アメリカ映画的な緊迫と昇華の物語に感動しました。
作者の次作に期待します。
三島由紀夫の来た夏
筆者の少女時代のトキメキと三島のキラメキ。
下田の海と共に心地よく、力強く伝わってきました。
三島からの言葉を受けとめ、昇華させ、
エネルギッシュな毎日を送ってらっしゃる筆者に感服です。
海の描写を思い浮かべながら、下田の海を眺めてみたいと思いました。
マドレーヌと共に!