フリーター労組の生存ハンドブック―つながる、変える、世界をつくる
1.内容
フリーター全般労働組合の執行委員長や、組合員が書いた、労働法規、生活保護(やその他の制度)、デモのやり方の本。
2.評価
第1章と第2章は主に知識編といったところで、必要な知識がコンパクトにまとまっているな、と感じた(労働法規、生活保護などの知識、どちらも一冊の本になる)。第3章と第4章の、主にデモを取り扱った内容は、あまりデモをしたことがないと思われる読者にとって勇気の出る内容だと思う。ただ、後ろのほうが若干余計。デモをするのはいいが、意思表示は結局投票で決まるのだから、投票軽視のような内容は個人的に反対である。最終章の反戦の内容では、既存左翼と同様ととられ、引いてしまう人もいるのではないか?以上、おおむねいい本だと思うが、余計と思われる記述があると判断して星1つ減らし、星4つ。
おしえて、ぼくらが持ってる働く権利―ちゃんと働きたい若者たちのツヨーイ味方
正規・非正規問わず、完全に法律を守った働かせ方をしている会社は少ない・・いや、殆ど皆無じゃないの!?だったら、働く側から権利を主張して、会社に法律を守らせるしかないじゃない!
本書では、「これっておかしくない?」と思うようなケースを挙げ、法律ではどうなっていて、具体的にどう対処すれば解決できるかを非常にわかりやすく説明しています。特に、非正規雇用なら、何かしら当てはまる状態では?
一家に一冊、会社の経営者の机の上にも置いてやりたい一冊です。
夏・体験物語 DVD-BOX
少女隊の二人が出演ということで、放映当時見まくりました。ビデオにも録画なんかしたりして。ということで、永久保存盤、孫の代まで伝えたい、少女隊フリークにはぜひ、おススメものです。
アザーライフ プレミアム・エディション [DVD]
公開から半年以上たっての発売ということもあり、楽しみにしていました。
内容のレビューですが、あえてプレミアムエディションの特典ディスクのほうが面白いと言わせてもらいます。
作品の内容はミステリーとしてはまあまあですが、特典ディスクは面白い!
特典でもあまりお目にかからないNGシーンもあるし、そこにあわせている字幕がまた面白い。
出演者新たな一面も見れます。
舞台挨拶も8名の出演者が2人ずつ別々の回で行ったようで、長時間あり楽しめました。
スタンダード買うならプレミアムを買ったほうがお得と断言できます。
シャコンヌ~ヴィオラ・ブーケ2
前作「ヴィオラ・ブーケ」は愛すべき小品集でしたが、このアルバムは既に
その域を超え、ヴィオラのリサイタルをまるまる二夜聞くような広がりと
密度があります。花束じゃなくて花園ですね。
このアルバムの特徴は、ヴィオラ四重奏のためのシャコンヌ(原曲も別トラックに
入っています)もさることながら、主にイギリス系の作曲家が採り上げられている点に
あります。バッハ以外は全てイギリス系の作曲家で、独特の空気感や陰翳を、
微妙な音色の変化と細心のアゴーギクで描き出して行く今井信子の妙技が楽しめます。
特にクラークのソナタは、これだけでもアルバムを買う価値がある程の名曲・名演です。
今井信子はヒンデミットの無伴奏でも名演を残していますが、ここでも
バッハとペニリオンで気魄のこもった音を聞かせてくれます。