ワイルド・アット・ハート [DVD]
珍しや、デビッド・リンチの直截的な、激しくも純粋なラブ・ストーリーの傑作。いつものリンチ・ワールドは、やや抑制されているものの、観る者を不安に陥れる不気味で緊迫感溢れる悪魔的迷宮世界は、随所で垣間見る事が出来る。そして、唐突に現れる夥しい死者の山、山、山、、、その強烈な暴力と、異様なまでのセックスへの耽溺は、他作品を凌ぐほどだ。ヘビメタ・サウンドに、ビュイックのオープン・カー、サングラス姿で、テキサスをぶっ飛ばすニコラス・ケイジとローラ・ダーンが超クールだが、ウイレム・デフォーやダイアン・ラッド(L・ダーンとは、実の母娘!)の怪演ぶりも凄い。ハリー・ディーン・スタントンの、断末魔の観念した顔のクローズ・アップに、テキサスの道行き看板が繋がるのは、ヴィム・ヴェンダース映画のもじりか?同時期に開始された「ツイン・ピークス」からも、シェリル・リー、シェリリン・フェン、グレース・ザブリスキらが出演しているが、良い魔女役のローラ・パーマー以外は、皆、アブナイ役柄だ(笑)。ラスト、最愛の女性ダーンに愛を誓い、“LOVE ME TENDER”をフル・コーラス熱唱するケイジが、気恥ずかしくも、リンチ的ラブ・ストーリーを成就させる。
New!(初回生産限定盤)(DVD付)
久々に衝撃受けた。
ナカコー(元スーパーカー)
フルカワミキ(元スーパーカー)
田渕ひさ子(元NUMBER GIRL)
牛尾憲輔(電気グルーヴのサポーター)
90年代のロックシーンを席巻してきたそのジャンルのトップが集まってやがる。
こういう、曲を聴く場所の選択性が広がる曲ってのが最近少なくなってきてるからめっちゃLAMAみたいな存在は嬉しいね\(☆o☆)/
最近の音楽はPV見ててもそうやけど全部似すぎ
ジャンルが違うとは言え平面的で面白くない(例:アルカラ、ハヌマーン、0.8秒と衝撃、オワリカラ、嘘つきバービーなど) もっとくるりとかフジファブリックとか立体的で奥行きのある音楽を生み出すようなアーティストが増えるとイイネ!!
ワイルド・アット・ハート [Blu-ray]
リンチ関連のBD化ラッシュですね、うれしい限りですが・・・。
リンチ承認のリストア版「ツインピークス」「ロストハイウェイ」等と
比べると、正直もう一度リストアし直してほしい一本ですね、これは。
好きだからこそ気分が許してしまってるだけで、正直画質はイマイチと
言わざるを得ない出来です。
この作品だけは、どうかもう一度リストアを、是非!!
アメリカン・スキン (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 298-3))
銀行強盗で大金を手にしたスティーブ。恋人で銀行員でもあるシボーンの手を借り、マネーロンダリングし、アメリカへ高飛びを企てるが、その矢先に仲間割れで旧友のトミーが殺されてしまう。命を狙われるスティーブ。アメリカでは異常殺人鬼のデイド、なぞの女シェリーが彼に接近する。
酒、ドラッグ、時代を反映する音楽が多数登場し、ストーリーの重要なキーワードになっているのだろうが、音楽にまったく造詣がないので、正直鬱陶しく、感情移入がまったくできなかった。
ワイルド・アット・ハート 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]
ぶっとんだ映画・・・の一言ですね。
いかれたラブ・ストーリーです。
でもロマンチックでもあるんです。特にラスト。
ホントはこんなハッピーエンドにする予定じゃなかったけれど
リンチ監督と当時付き合っていた女優さん(イザベラ・ロッセリーニ?)が嫌がったからこうなったとか。
いつも先なんか考えないで撮影したがるリンチ監督らしいエピソードです。
予想のつかない面白さはそうして生まれる?ともかくリンチ作品で一番好きです。
万人にはお薦めできない過激な映画ですが、覚悟のある方は是非どうぞ!