GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- Vol.5【初回限定版】 [DVD]
第8話はアニメならではの演出が非常に優れており、二期で最も私のお気に入りの回です。
ビデオを20回以上見返してしまいました。
担当官を失ったクラエスの「いつも通り」の毎日は、一見無機質で悲しみの中にあるように
描かれたところから話は始まります。でもそれは鏡のように、表裏一体のもので、実は幸せ
の欠片があちこちにある様がわかります。
彼女がアンジェと二人でプリシッラにスクーターで乗せられ、三人乗りで夕日をバックに
走る落ち着いた場面は、義体と言う悲しき運命を持つ彼女達の生きる毎日が、時に幸せな積
み重ねの中であることを示しています。
積み重ねられてゆくそういった「いつも通り」の風景の中で彼女は、幸せと悲しみの交差の中
を、精一杯生きることで失った担当官に教えられた生き様を、体現しています。
名曲「スカボロー・フェア」をテーマにした爽やかな物語と共に、私達は学ぶでしょう。
第9話は、一転してに美しいドレスに身を包み、担当官のために暗殺と言う汚れ仕事をこなす
義体の姿が描かれています。
第8話と9話二つの回での小さく光った共通のテーマは、ベアトリーチェ(愛称:ビーチェ)。
漫画ではほとんどキャラクター性がわからないビーチェですが、二期ではこの子に少しですが
スポットが当てられています。メインヒロイン達は担当官を溺愛し、生きる意味に全く
迷いがありませんが、彼女らと違ってビーチェは、まだ模索している最中にあります。
何の興味もなしに淡白に生きる彼女が、同じく淡々と生活しながらも充実して生きるクラエスと
共にするうちに生きる意味を見つけようとし始めます。少ないカットではありますが、微笑まし
い場面です。
そして私達もビーチェでもあります。
「それって‥‥楽しい?」
一見馬鹿にしているような台詞です。でも‥‥教えてほしい。そんなおぞおずと聞くビーチ
エの問いを私達は持っているのですから。
ガンスリンガー・ガール デスクトップアクセサリー 通常版
窓(windows)用のデスクトップアクセサリー。
リンゴ(apple)用のものは、なかなか無い。これもそんな一枚。
しかしwallpaper、soundfileは、リンゴでも利用可。壁紙くらいしか利用しない人は、両刀使いはもちろん、リンゴ派も買い。
壁紙48枚は、なかなかきれいなイラスト集といったところ。
GUNSLINGER GIRL 12 (電撃コミックス)
今までポツリポツリと語られてきたクローチェ事件の全貌が明らかになる巻。ジョゼとジャンがあそこまでジャコモにこだわるかがいやでも分かる。…とはいえ、この巻を読まなくとも今まで読んでいれば復讐する理由は分かる。つまりこの巻は回想または説明回になる。ほとんどが回想話で本編はほんの少ししかない。今まで全く語られていなかったならともかく、クローチェ事件の事は最初に言った通りポツリポツリと語られていたのだから、個人的には1〜2話で済ませてほしかったし、これを月刊で読んでいたら正直イライラしたと思う。自分は「ガンスリ」の世界を『ほんの短い間の話の中でいかに悲劇が起きるのか』『いかに日常的に死は起きるのか』という演出を好んで読んできました。「えっ?そんな事があったの?」「これだけで終わり?」など、短い話の間に悲哀が凝縮されていました。だけど、最近は人物・事件の背景をズームアップして途中から読んだ人にも入りやすいように描いている気がします。初期のガンスリ独特の雰囲気はなく、現在は「ありふれてはいないが今最近の漫画」という感じがします。これもアニメ2期の批判の影響なのでしょうか?
長々と批判的な文章を綴らせていただきましたが、決してこの巻で「ガンスリ」を嫌いになったわけでも読むのを止めたわけでもありません。ただ、別視点から「今のガンスリ」を評価しただけです。自分は最後まで「ガンスリ」を見届けるつもりです。
GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- Vol.4【初回限定版】 [DVD]
第8話はアニメならではの演出が非常に優れており、二期で最も私のお気に入りの回です。
ビデオを20回以上見返してしまいました。
担当官を失ったクラエスの「いつも通り」の毎日は、一見無機質で悲しみの中にあるように
描かれたところから話は始まります。でもそれは鏡のように、表裏一体のもので、実は幸せ
の欠片があちこちにある様がわかります。
彼女がアンジェと二人でプリシッラにスクーターで乗せられ、三人乗りで夕日をバックに
走る落ち着いた場面は、義体と言う悲しき運命を持つ彼女達の生きる毎日が、時に幸せな積
み重ねの中であることを示しています。
積み重ねられてゆくそういった「いつも通り」の風景の中で彼女は、幸せと悲しみの交差の中
を、精一杯生きることで失った担当官に教えられた生き様を、体現しています。
名曲「スカボロー・フェア」をテーマにした爽やかな物語と共に、私達は学ぶでしょう。
第9話は、一転してに美しいドレスに身を包み、担当官のために暗殺と言う汚れ仕事をこなす
義体の姿が描かれています。
第8話と9話二つの回での小さく光った共通のテーマは、ベアトリーチェ(愛称:ビーチェ)。
漫画ではほとんどキャラクター性がわからないビーチェですが、二期ではこの子に少しですが
スポットが当てられています。メインヒロイン達は担当官を溺愛し、生きる意味に全く
迷いがありませんが、彼女らと違ってビーチェは、まだ模索している最中にあります。
何の興味もなしに淡白に生きる彼女が、同じく淡々と生活しながらも充実して生きるクラエスと
共にするうちに生きる意味を見つけようとし始めます。少ないカットではありますが、微笑まし
い場面です。
そして私達もビーチェでもあります。
「それって‥‥楽しい?」
一見馬鹿にしているような台詞です。でも‥‥教えてほしい。そんなおぞおずと聞くビーチ
エの問いを私達は持っているのですから。
白詰草話 オリジナルサウンドトラック「Colors」
「シナリオ」が素晴らし過ぎます。切なく静かに激しい感情の葛藤。メロディと歌詞、楽曲が非常に高いレベルで一体化し、無駄が無く聴き手の感情にダイレクトに訴えかけてくる曲。ロング版は勿論、ショート版もテイクや音作りが大幅に異なり完全版と比べるとラフな作りですが、それが逆に激しさ、荒々しさを加味させある意味、完成版を凌ぐ迫力すら感じさせる。更にこの曲はロックバージョンを収録しているが、ロックと言うにはややマニアックなアレンジかもしれない。他のヴォーカル曲やBGMもしっとりした曲から、テクノ調、ややアグレッシヴな曲まで幅広くメロディラインや音像が非常に美しい楽曲が多数収録されており充実の内容となっている。