Neal & Jack & Me: Live 1982-1984 [DVD] [Import]
私は、74年に解散するまでのクリムゾンファンでしたので、80年代の3部作は、買いましたが、正直に言うと「柔になったなあ」という印象でした。しか~し、私は間違っていました(懺悔)。後に2枚組ライブCDを聴き、その緊張感、テンションの高さに見方が180度変わりました。初来日の浅草でのライブを見に行かなかった事を後悔しています。このDVDは、しばらく前に2本のVHS作品で売られていたもの(今では絶版)をまとめて楽しめる。84年の簡易保険ホールのライブには、途中で、メンバー4人の楽屋裏シーンが挿入されています。サービス精神旺盛なエイドリアン、並はずれたテクニシャンのビル、真面目なトニー、そして英国紳士で練習を忘れないフリップ氏(セットリストにないFractureを弾いている)初来日以来、気に入ったのか、浅草を散策するメンバー(殆どの通行人は、気にとめていない)のシーンなど、貴重な記録です。惜しむらくは、リマスター時に画像の向上に力を入れてもらえれば、もっと良くなったのでは?でも、普通に鑑賞するには、充分な画質でしょう。大画面に映した時に差がでるかな?という程度。ファンは、必携!
クリムゾン・キングの宮殿―風に語りて
この本がどれだけの日本人に求められているのか少々不安になるほど、クリムゾンマニアのためだけに向けられた、マニア必携の書。しかしこの書を読むと、「フリップ先生」と普段好意的に言っている私でも「フリップ先生とうまくやっていくのは大変そう」と感じ、他の歴代メンバーに多少の同情を禁じ得ません。読んでいくと、この分厚い本は、デビュー以降、マクドナルド&ジャイルズの脱退、シンフィールドの解雇、アイランズ期の四面楚歌状態という、ファンにはおなじみの歴史事実にとどまらず、戦慄期〜ディシプリン期〜ダブルトリオ期〜ミレニアム期とほぼ40年に渡って繰り広げられる、フリップ先生風にいうと「毎回新しい車輪を発明している」バンドのゴタゴタ記ともいえます。あまりの壮絶な苦労話はまるで、「おしん」を見ているようです。(しかしブリューともいろいろあったのね。脱退騒動まであったとは・・・)
ゴタゴタの中身も、アーティスティックなエゴもあれば、バンドの権力関係もあれば、金の問題もあり、バラエティーに富んでいて、なかなか勉強させられます。これからプロの世界でバンドをする人には予習用として最高のテキストといえるでしょう。
しかし、この書の最大の売りは、実はおまけの「アルバム全曲解説」でしょう。これだけでも実際購入する価値が(マニアには)あります。なんたってありきたりの解説とは訳が違います。曲にまつわる苦労話(太陽と戦慄''4など)や「この曲はアルバムに入れるべきではなかった」というフリップ先生の鼻水が出そうな厳しいコメントがついているのもあり、読み応え十分です。
個人的にはお腹いっぱいと言っていいくらい、読み応えがありましたが、日本語版が出版されるまで時間があったわけですから、Power to believe のアルバムまでの物語(+全曲解説)を加筆してくれるとうれしかったけどな〜。そこが少々残念です。しかし、とにかくクリムゾンマニアは必読、必携の教科書です。この文章を読んでいる人はたぶんそんな人でしょうから、迷わず買いましょう。そしてLINEUP 7 の始動を待とうではありませんか!
Nintendo DS Lite Crimson/Black (輸入版:北米)
ゲームのみならこれで十分。
明るさ、音量調整などそれほど気にならない。
DSiはネットのみでカメラと音楽はたいして使えない、
Liteでもネットは後付け出来る。
取説は英語だが読めなくてもOK扱いは簡単。
ぼったくりみたいな価格なんかより一番安い。
Eyes Wide Open [DVD] [Import]
DISC1の日本公演は音、映像共に☆5つ。
DISC2のLONDON公演、Bootleg TVというとこで流れたと思われますが、こちらがねぇ、、、カメラ2台(もしかしたら3台)での映像と思われます。引きが1台、ステージ傍の1台は基本的にブリュー、フリップ卿が収まる角度からしか絵を撮らないので、トレイ・ガン、パット・マステロットは殆ど近写では写るこがなく、どうしても単調な映像になってしまいます。勿論、音が聴ければ後は目を閉じても良いのですが、折角映像もつくのであれば、もう1台、逆方向のアングルも正直欲しかったところです。
DISC2の見所は、両Discを通して唯一、ダブルトリオ以前の曲として演奏された、アンコールのブリュー弾き語り(!!)Three of a Perfect Pair。これが凄いカッコ好かったなぁ、肩の力も抜けてて。変拍子には慣れっこのクリムゾン・フリーク、奇数拍の手拍子も問題ありません。
ダブル・トリオ時代の凄まじいREDやThrackアルバム収録曲の音が薄い点など、欲を言うと切りが無いが、CRIMSONのDVDがどんどん発売されて鑑賞できる今の環境に感謝しつつ、☆4つとさせて頂きます。
In the Court of the Crimson King
私がそれまで持っていたCDは、かなり以前に西ドイツ(苦笑)のポリ
ドールからリリースされたもので、今回のリマスター盤と比較する
のは酷かもしれませんが、やはり相当違います。
全ての音がベールを一枚剥いだ様で、例えば表題曲でのボーカルや
メロトロンは伸びと深みがありますし、ドラムのスネアなど音は、
それまでダンッと聴こえていたのが、タンッと聴こえるようになり
ます。
あと、ジャケット内側にリマスターの経緯が記載されています。