ゲッタウェイ~グレイテスト・ヒッツ+2
値段が1900円でこの中身!ちょっと前までベストって名ばかりのベストが多かったと思いますが、これはマジ・ベスト。アースファンの初心者にも親切な解説もあり、至れり尽くせりです。ビルボードのチャートまで書いてあるのでマニアとしても楽しめます。で、曲は20世紀の名曲ばかり。70近くなるうちの母も毎晩このアルバムを聴いて、アースの偉大さにようやく目覚めた模様です。ああ、アースと同じ時代に生きてて良かった・・・。
ゲッタウェイ
REEFの初期の作品からのファンでないので大層なことはいえないが,これもREEFの作風のうちのひとつだなと感じた。確かに初期のころのあの独特のグルーブ感は本作品では弱冠後退しているものの、それを補う馬鹿馬鹿しいまでの生々しさが宿っている。ノリのいいスピード感のある楽曲が揃っている本作品はREEFのカタログの中でもとっつきやすさは一番かもしれない。とにかく体全体で聴く音楽には間違いない、ノリノリな音楽だ。
ゲッタウェイ デジタル・リマスター版 [DVD]
本編の内容や監督・俳優の素晴らしさは、他の方のレビューやその他等々にて数多くあるとおり素晴らしい出来なので割愛します。
レビューを参考にする方に対して1点だけ指摘しておきたいのは、本作品の紹介文にラストシーンの解釈の間違いが多く見受けられるので投稿しました。
ペキンパー監督は独特の美学を貫くために、ラストシーンをカメラワークひとつで表現したのです。
ハッピーエンドなら二人の逃亡者のアップ映像で終わるのです。
あのラストシーンは、この二人の行く末も他の登場人物と同じように・・・・・
男は多くを語らず黙って表現する。まさに監督の真骨頂です。
ぜひご覧になって確認してください。
ゲッタウェイ(字幕スーパー版) [VHS]
ボスの甥を護送車から救出する仕事を終えたドクは罠にはまり、
メキシコの刑務所に収容されてしまう。
ドクはベニヨンの仕事を手伝うことを条件にムショから出て、
ドッグ・レース場の金を奪うが・・・
奪った金を巡る熾烈な争奪戦が見もの。
ドクの妻役のキム・ベイシンガーがよい。
キムには泣き顔がよく似合うと思うのは私だけ ?
「人生で大切なのは、互いに与え合うことだ」と言った老人が
この映画では一番得をしている。
ゲッタウェイ (角川文庫)
書き出しで圧倒的に読ませる本。
「すっきりとしたさわやかな目覚めだった。きまってそうなのだ。過去に後ろ髪をひかれたり、故ない不安にさいなまれたり、自信を喪失したりして朝を迎えたことなど一日としてない。12年間の刑務所(ムショ)暮らしは、生来の楽天的な性向にいっそう磨きをかけて定着させたにすぎなかった。」
なんて書き出しから、読み終わるまで手を離すことなんてできるものだろうか?それにしても目覚めがいいかどうかって重要、目覚めが悪いときって健康か、仕事か、家庭のぜったいどれかに問題あり。この本の男女ペアのだましあい&うらぎりあい&だけど(だから)離れられないパターンは、不夜城とかでも引き継がれている黄金パターン。読者の興味を持続させつつ、手軽に本を長くする手段としては最適。他には食欲に訴えかけるパターン、珍しいところでは観光の欲望に訴えかけるハンニバルとかもあるかな?