WORLD ORDER
12/3(土)の「スマステ」で紹介されたとき,衝撃という言葉では足りないくらいの衝撃を受けた。正直に言えば,私は「WORLD ORDER」というグループを知らなかっただけでなく,須藤元気という人物でさえも,その名を聞いたことがある程度の認識しかなかった。それなのに,わずか数十秒の映像に目を疑い,心を奪われた。こんなにも芸術的な表現力をもった人達が日本にいたこと,しかも今から1年以上も前にこのCDが発売されていたことに,驚愕した。須藤元気という人物は,元格闘家とのことだが,このCDの作詞作曲も担当しており,その才能は十分プロとして通用する。しかも,それだけでなく,DVDに収録されている映像を見れば,その表現力の素晴らしさに圧倒される。とにかく,映像を見てもらうしかないのだが,私がこのPVを見て最も驚いたことは,「誰の真似でもない」ということである。現代の流行の音楽なり言葉なりを取り入れて,それっぽいものを作ったという節がまったく感じられないのである。作詞,作曲,そして映像についても限りなく「オリジナル」で,今まで見たこともない映像なのである。しかもそれでいて,そのオリジナリティには,高い芸術性がある。だから,誰も彼らには追いつけるはずがないのである。彼らこそ本当の芸術家である。
そして,具体的に言えば,私は「WORLD ORDER」という曲も好きだが「MIND SHIFT」の曲とPVがとてつもなく気に入っている。「MIND SHIFT」のPVは,この10年くらいで見たPVの中では最も素晴らしいと感じた。そして,その音楽性も素晴らしい。本当に元格闘家の須藤元気が作ったのかと,今でも信じられない。「WORLD ORDER」「MIND SHIFT」の詞や曲は,現時点で小室哲哉や中田ヤスタカと肩を並べている。いや,それ以上と言っても過言ではない。特に曲に関しては,とても音楽の素人が作れるような音の選び方ではない。ちゃんと音楽の理屈を理解していなければ,このような音楽は作れないはずなのだ。だから,今でも本当に信じられない。音楽の才能だけでも,十分素晴らしいのに,それに加えて,元格闘家,そしてPVでのパフォーマンスである。これでは,誰も追いつけるはずがない。
とにかく,このCDを購入して,曲を聴き,PVを見て欲しい。このPVを見て,何も感じない人は,感性ゼロの可哀想な人である。そう言い切れる。「MIND SHIFT」は,何度見ても鳥肌が立つ。
風の谷のあの人と結婚する方法 (幻冬舎文庫)
本書の題名は思想的なものではなく、須藤元気の平和を願う、純粋な気持ちから付けられたタイトルであるようだ。
読んでみると、何故、こんなに若いのに、これほどの真理を掴んでいるのだろうと思う。いわゆる「地頭がいい」というのとも違う。しっかりと人生経験から、人間として大切な学ぶべきものを学んでいる。なかなか素晴らしい金言が溢れている。
「とりまく環境に不満があったら、周りの他人を変えようとせず、まず自分を変えること」
「自分を好きになるということは、他人に嬉しいことをしてあげられる自分と出会うということ」
「あえて人生、死なない程度に失敗しておいたほうがいい。その経験はいずれ人生の有用な道具となるから」
「成功は人のおかげ、失敗したときは自分のせい。そう考えていれば人間関係もうまくいき、心も軽やかでいられる」
「自分の不完全さを受け入れると、それはコンプレックスではなく個性となり、人間としての魅力も増す」
「悟りは、悟りなど必要ないと思えたときが、悟りです」
「同じ時間を費やすならば、効率よく物質を生み出すよりも、効率よく幸福を生み出すべきである」
「私が幸せになるのではなく、私達が幸せになる、いつもそう考えて行動していると、最終的に大きな成功がやってくる」
などなど、紹介したい言葉が山ほどある。
どこかで軽んじていた、須藤元気さん。しかし凡百の哲学者より、彼はまともな事を言っている。それも一般の人に役立つような有益なことを。須藤元気さんを見直した一書でした。
素晴らしいアルバムです
YouTubeで大部分の動画がアップされていたので、
内容としては既知の部分が多くなりますが
YouTubeにアップされていないCHANGE YOUR LIFEは、コミカルで必見です!
Making Videoも裏側が知れて楽しい。
そして、Blue-Ray版は、やはり画面が美しいです!
いつまでも見飽きないWORLD ORDERのパフォーマンスは、
ネット環境上だけでなく自宅の大画面で堪能すべきです。
山口晃さんの絵も素晴らしいです。
いろんな意味で楽しめる1枚となるでしょう。
2012 [DVD]
YouTubeで毎日観ていたが、DVDで観るとまた一段と素晴らしい。
やはり、いいものにはお金を出すべきだと改めて思った。
迷っている人はには是非、買うことをお勧めする。
毎日が豊かになること、請け合いである。
WORLD ORDERの表現は、1978年に坂本龍一等がYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)を結成して以来の高水準であり、近来の快挙だと私は思っている。
YMOは敢えて、差別語だったイエローを名乗ることによって、欧米の真似ではない日本の音楽であることを主張した。
WORLD ORDERは、一見「地味で個性がない」というステレオタイプな日本人像を反転させ、そこから独創的な表現を生み出している。
グローバル化が進行している今だからこそ、その表現が光っているし、何か胸に迫るものさえある。
足が長いわけではないけれど、日本人が美しく見える。
抑制された動き、適度な「間」、緩急のリズムなど、全てが計算し尽くされていて、しかも自然なのだ。
つまり、これは究極の日本美である。
体格の良さを売り物にするKpopとは、全く異質の魅力だ。
リーダーの須藤元気が極めて日本的な顔なのも、好感度大。
幸福論
この本を読む前は須藤元気選手については
正直あまり印象はなく、単なる目立ちたがりやの格闘家というものでした。
何よりも試合の内容よりも入場の方に目がいきがちだったように思います。
この本を読もうと思ったのも須藤元気選手に関心があったわけでもなく、
四国八十八ヶ所に関心があったからでした。
しかし読んでみて一番思ったことは
須藤元気選手は「戦う哲学者」だと強く感じました。
ある時は数式を用いて、理論的に説明してみたり、
要所要所でボケてみたりと、いろんな意味で面白かったです。
入場にもいろいろとこだわりがあるみたいでそれにも共感できました。
格闘家としてはもちろんのこと、
一人の人間としてファンになっちゃいました!!