王様のレコード[懐かしのテレビまんが大行進]
日本クラウンから発売された「テレビまんが」レコードのコンピレーション盤。書籍王様のレコードの実演盤(?)で、旧王様のレコード―日本歌謡史を飾った名盤、珍盤、秘蔵盤を大公開!!!!!を読んだ人(私は読んだ事ないが)には垂涎のクラウン音源のレア盤、珍盤が集合。特に『海底大戦争』と『戦え!オスパー』がイイ、と言いたいがどちらも過去にオムニバス盤収録済みなので、今回は『カエルのぼうけん』の「ケロヨンのうた」を推そう。残念なのは収録時間が60分程度なのにも関わらず、B面曲が収録されていない事。こういった企画盤の場合、収録時間限界ぎりぎりまで入れて欲しい、というか入れるべきだ。かゆいところには手が届かなかったのがつくづく惜しい、、、、。
テレビアニメ スーパーヒストリー 4「紅三四郎」~「キックの鬼」
もう、40年も前でしょうか。まさか聞けるとは!!当時はドーナッツ盤や、ソノシートで慎重に針を落としたものでした。ウー、感動と思ったものです。紅三四郎。走れバイクよ。紅号よ。父の血を継ぐ熱血男児。そして、最後は登場人物に変身する。ただ、残念なのが、キックの鬼の声が沢村忠じゃない。なんか女性コーラス。こうだったっけ?まあ、いいや、それ以外は完璧!!
紅三四郎 DVD-BOX
残像現象をうまく表現したり、止め絵を効果的に使用したオープニングは
今でも新鮮で、ぐっと見入ることでしょう。1969年の放映ですが今だ色あせないアニメです。
第一話では、炎や爆発シーンを画に合成しており、この時代にあっては斬新な表現です。
主人公、紅三四郎が、父の仇”片目の男”の行方を追って世界中を放浪する大きなスケールの物語。
旅先での出逢いが、三四郎を成長させます。復讐劇の暗さを感じさせないのは、
シリアスさとユーモアのバランスであり、後者はお供するケン坊と犬の「ボケ」の存在に依ります。
行く先々での少女達との出来事が、物語の主軸を成し、展開していきます。
当時の子供向けアニメからは一線を画しています。
それゆえか、2クールで終了。最終話は、”片目の男”の謎を多く残したままで、
消化不良に終わった感があります。
柔術的ではない三四郎のアクション、スピーディーなバイクアクション、奇怪な敵の登場。
紅流が炸裂し、敵は敗れる。そして、三四郎を慕う少女との別れ。飽きさせない展開。
マッハGoGoGoの舞台の大きさを引き継ぎ、破裏拳ポリマーのアクションに繋がる作品だと思います。
赤胴鈴之助 DVD BOX
「おのれ、ちょこざいな小僧め!名を名乗れー!」
「赤胴!鈴之助だ!!」
ついについに!われらの英雄、「剣をとっては日本一に」と謳われた少年剣士「赤胴鈴之助」が長い長い剣客修行の旅から帰って来る!!
昭和30年代に初めて一般に認知された漫画作品、「赤胴鈴之助」はラジオドラマ、TVドラマ、そして映画シリーズと、メディアミックスの原点ともいうべき展開をみせた、そしてその10数年後についにTVアニメ化を果たす。
放送当時すでに漫画は月間誌時代から週刊誌時代に移行しており、テンポの違う月間誌時代の代表作をTVにするにあたって、一連の初期藤子アニメ「パーマン」「怪物くん」をはじめ、「巨人の星」「ルパン三世」「天才バカボン」「ド根性ガエル」等々、原作漫画をアニメーションならではの演出で生まれ変わらせることの出来る実力派、「東京ムービー」(現トムスエンターティメント)のスタッフがそのもてる力を振り絞った傑作TVまんが、それを余すことなく収録するのが本商品「赤胴鈴之助 DVD−BOX」なのだ!
当時を知る者、それ以前の30年代リアルタイムで鈴之助を知る者、なにより現代の子供たちそしてアニメを愛する者たち、
すべての世代にお勧めしたい。