イレーヌ (白水Uブックス)
シュルレアリスムなんだけど意外に
すいすい読めてしまうとはいえそれ
なりのテンションを要求されるのは
確かであって文章自体のテンション
もあいまってやはりすいすいと読め
てしまうのが驚き驚きであってそう
なので読んでみましょうこういうの
もありなのですよしかも読後は楽し
め感強いです。
31km [DVD]
ブルーを基調とした美しい映像、スタイリッシュな演出、突き刺さるような迫力の音響効果。
しかし、ストーリー自体はありがちな亡霊が登場するオカルトもの。
映像表現的にはいわゆる「Jホラー」の影響をかなり受けており
(具体的に言うと「リング」や「呪怨」など)、見せ方は巧いものの
あまりにもオリジナリティが感じられず、見てて白けてしまうものがあります。
それでも「お化け映画」としては及第点のデキではあると思います。
かなりイヤな感じで幕を閉じるラストシーンが個人的には○。
火祭りの踊り~スパニッシュ・アルバム
廉価版ばやりの昨今では比較的高めの価格なので、ちょっと手をださずにいたのですが、買ってよかったです。楽しく情熱的で文句なくいいです。特にインファンテは決定盤だと思います。
ペーパーバード 幸せは翼にのって [DVD]
劇場でこの映画を見てから、必ずDVDを買おうと思っていました。スペイン内戦から軍事独裁政権時代を生きる人々が丁寧に描かれ、スペインの味のある舞台、風景、家族、友情、人間の尊厳、自由、そのような物すべてが心にしみいります。舞台のシーンではまるで自分がそこにいて、観客と一緒にちょっと固くて古臭い椅子に座って見ているような気分になり、傷つき、苦しみながらも互いを励ましあい、いたわり合ってつながっていく登場人物達を見るうち、どんどんこの映画の世界に引き込まれます。まだ幼い少年ミゲル役のロジェール少年もさることながら、最初から最後まで、喜劇役者ホルヘ役のイマノル・アリアスの秀逸な演技に心をわしづかみにされました。『Adios,hijo...(息子よ、お別れだ)』のシーン、素晴らしい・・・。