SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK ~The Endless Odyssey~1st Voyage はきだめのブルース [DVD]
TV放映当時の、あのストイックなままのハーロック
が復活になり、とても嬉しいです。「硬派」物が少ない
昨今、やっぱハーロックは渋いですね。13巻全て見ま
したが、それぞれの主要人物にスポットを当てたエピソ
ードが盛り込まれ、乗員のアルカディア号への想いと、
物語全般に幅が出たと思います。(TV放映版は、たし
か一話完結だったハズ)
声優(井上 真樹夫さん始め)が変更されていました
が、映像・構成も見事で、リニューアルと思えば、全然、
違和感なかったです。また、あれから時代も変わったの
で、「ミーメ」か「有紀 螢」どちらかと、いい関係に
なるのかな?と期待しましたが、ガーン!全然、変わっ
ていませんでした・・・。一匹狼のハーロックは、やっ
ぱハーロックでした・・・。
最後に一言。13巻で話の全容が明らかになりますが、
ハーロックならではの「男の約束」がキーになります。
思わない展開に「そうだったのかァ。」とうなずいてし
まうでしょう。TV放映版で育った方(僕もそうですが
)も毛嫌いしないで、見るべきではないでしょうか?
これは納得のDVDだと思いますよ。
SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK OUTSIDE LEGEND ~The Endless Odyssey~4th VOYAGE ヤッタラン・30秒の賭け [DVD]
姐さんである蛍の周りに集う男達。情けなくとも、弱くとも、蛍のためなら勇気を出して戦える。そして、蛍の信じる男、キャプテンハーロック。蛍もまた、キャプテンのためなら、そして己の信念のためなら戦う。
蛍の持つ、エメラルダスと共通する「強い女」「怖い女」「美しい女」「やさしい女」と言う部分を垣間見ることのできる一品です。
神々の乱心〈上〉 (文春文庫)
一人の若い女性、幸子を死に追いやったのではと自責の念からつい捜査に走ってしまう特高の吉屋第一係長。不思議な破軍星紋の付いた通行証と半分に割れた鏡の追求が始まるのだが、女官の深町掌侍を姉にもつ華族の萩原泰之の存在が気にかかる。女官に仕えていた幸子の真の自殺の原因は何か。女官のしきたり、屈折した人間関係か、我々には、想像もつかない世界がそこには、詳しく描写されています。さらに、新たな第一、第二の遺体が発見され幸子との繋がりはあるのか。吉屋の行く先々に泰之がいた。自分には、複雑過ぎて難しかったです。関東軍、麻薬密売人、新興宗教、これらは、どう繋がるのだろうか。
SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK OUTSIDE LEGEND ~The Endless Odyssey~2nd VOYAGE 誰がために友は眠る [DVD]
松本作品が好きな方は見るべし。
アニメ版のオリジナルハーロック好きの方は
キャラクターの声に違和感が若干あるかもしれませんが、
中身はおもしろいですよ
銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー [Blu-ray]
まずキャラクターデザインが松本零士氏ご本人のモノに近いのですが、これで作品への入り込み方に差が出ると思われます。
私は個人的に「さよなら〜」のデザインが好きでしたので違和感を抱いた組です。
そしてCGの多用。元々松本零士氏の作品はヤマトもハーロックもエメラルダスも1000年女王も勿論999も機械はアナログです。
「機械が自動に制御している」という台詞がありながら誰かがでかい金槌でぶん殴っているシーンが普通に現れる昭和30〜40年代のTV映りの調子が悪いと殴って調整?していたことをリアルタイムで知っている世代が思い描く機械です。
つまりCGで描くより人が筆で描いた方が味のあるデザインなのです。
ストーリーそのものは「さよなら〜」らかの流れを受け正統を受け継ぐモノといって差し障りないと思うのですがやはり画面から感じる堅さがいけません。
人間の手をペイントで汚して描かれた、りんたろう監督の「さよなら銀河鉄道999」の導入部の美しさに勝るレベルには到底至っておりません。
あの映像の美しさはマニアならずとも心打たれる筈です。
ただ、こういう999もあって良いのかなと「さよなら」の時10歳だった私は感じましたので星3つ