ラスト・ワルツ 特別編 [DVD]
まずこの値段は非常に安い!CDよりも安いではないか!この映画で初めて動くthe BANDを見ました。それまでの印象は、不鮮明なヒゲ面の写真と渋すぎる音から、相当ベテランと思い込んでいたところ、意外と若くて映像的にも格好いいのに驚いたものです。リヴォン・ヘルムの自伝によると、この企画はロビーとスコセッシだけで進められたもので、やたらとロビーが格好よく映るように編集されていると不満を持っているとのことでしたが、部外者にとっては超豪華な面子とお馴染みの曲、普通のライブ映像とは全然違うスコセッシの演出により非常に完成度が高い作品です。今回特別編ということで、特典映像やDVDならではの臨場感あるサウンドなども追加され、既にビデオ等でもっている方も、もう一回買って保存する価値は十分にあると思います。
ラスト・ワルツ(特別編) [DVD]
死ぬほど最高です。
始まって、すぐに、泣いてしまった。
音楽そのものの、人柄が、そこにいた。
優しくて、地味で、力強くて。
ディランや、ヤングのような華は無いが、その華のある連中と一緒に演って
そして、それが完璧にはまっている。
彼らには、エゴがないように見えます。
クラプトンだろうが、マディウォーターズだろうが、彼らに
快く、華を持たせることが出来る。
脇役賛美。
ザ・バンドは、人類を賛美しています。
Moondance
とにかく渋い名作です。アルバムタイトルになっている「Moondance」はもちろん、「Crazy Love」「Into the Mystic」等々、いつまでも印象に残り、今後も様々なアーティストが演奏するであろう曲が並んでいます。
ただ、「Astral Weeks」と並んで本当に渋い大人向けのアルバムなので、ポップさが足りなくて不満に思う方もおられるかもしれません。
ジーニアス・ラヴ ~永遠の愛
2004年の6月10日、肝臓疾患で亡くなったレイ・チャールズのラスト・アルバム。その内容のなんと豪華なことか!ノラ・ジョーンズ、ジェームス・テイラー、ダイアナ・クラール、エルトン・ジョン、ナタリー・コール、ボニー・レイット、ウィリー・ネルソン、マイケル・マクドナルド、BBキング、グラディス・ナイト、ジョニー・マティス、ヴァン・モリソン等々。どの曲にも素晴らしいパートナーを得て、きっと最高に幸せだったに違いない。
これが最後のレコーデイングになることをみんなが知っていたんでしょうか。この素晴らしいラストアルバムを聞いてみんなでレイ・チャールズの死を悼むとともに大いに楽しませてもらいましょう。