ヘイル!ヘイル!ロックンロール(完全限定版 4枚組コレクターズ・エディション) [DVD]
本レヴューのタイトルは、このドキュメンタリー映画中に出てくるチャックのセリフだが、他にも彼の歌詞を彷彿させる様々な警句が出てくる。リトル・リチャードとボ・ディドリーも1950年代の状況を証言しており、黒人文化の資料としても貴重である。ジョン・レノンの歴史的フィルムも使われている。
ジェリー・リー・ルイスが登場し、自分の母親(つまり白人である)の言葉を引用している。「チャック・ベリーはエルヴィスより偉大」。チャックの映画であり、多少のお世辞があっても不思議は無いが、これには共感した。もう亡くなっているだろうが、このおっかさんには会ってみたいものだね。
監督が自画自賛しているとおり、映像はとても美しい。ステージ場面の音楽は予想の範囲内。むしろリハーサル部分が興味深い。
残念なのは、”Johnny B. Goode”に参考になった曲をチャック自身が挙げているのだが、他の曲を含めて歌詞の「隠喩についての」解説が無いことである。
元々は4枚組だったものが国内発売では2枚になっています。
それで、The Band の Robbie Robertson の登場シーンもカットされてるわけです。
初めに監督の解説があるのですが、そこで期待させられるだけに残念。
また、チャック・ベリー&ゲスト陣の演奏は楽しいのですが、舞台裏でのチャック
の話が、ひたすらお金のことだったりして、ちょっと幻滅。
編集をどうにか出来なかったのでしょうか?
チャック・ベリー ヘイル!ヘイル!ロックンロール [DVD]
本レヴューのタイトルは、このドキュメンタリー映画中に出てくるチャックのセリフだが、他にも彼の歌詞を彷彿させる様々な警句が出てくる。リトル・リチャードとボ・ディドリーも1950年代の状況を証言しており、黒人文化の資料としても貴重である。ジョン・レノンの歴史的フィルムも使われている。
ジェリー・リー・ルイスが登場し、自分の母親(つまり白人である)の言葉を引用している。「チャック・ベリーはエルヴィスより偉大」。チャックの映画であり、多少のお世辞があっても不思議は無いが、これには共感した。もう亡くなっているだろうが、このおっかさんには会ってみたいものだね。
監督が自画自賛しているとおり、映像はとても美しい。ステージ場面の音楽は予想の範囲内。むしろリハーサル部分が興味深い。
残念なのは、”Johnny B. Goode”に参考になった曲をチャック自身が挙げているのだが、他の曲を含めて歌詞の「隠喩についての」解説が無いことである。
チャックベリー 自伝
・私は、この本の内容が全て真実だと思うほど初心ではない。チャックは、脱税などで何度か法を犯した、虚言癖があると思われる人物である。本書の主な内容は、彼の一族、女性との関係、強盗と刑務所、作曲、南部で受けた人種差別、白人による印税やコンサートチケット売り上げの搾取。
・言い訳とお世辞が散見されるが、しかし、これこそ白人にも受ける音楽を計算して書いたチャックの処世術であり、彼の人間性が良くも悪くも現れており、非常に興味深い。言い訳の一つは、ステージに飛び入りしたキース・リチャーズを追い出した件についてのもの(P.339)。
・第8章は、「俺の曲の作り方」。“Roll Over Beethoven”,”Brown Eyed Handsome Man”, “Rock And Roll Music” などの代表曲について述べている。但し、歌詞に込められた白人への反発心については述べておらず、不満が残る。
・なお、チャックは、序文で、「文章は荒削りでも、伝えている事実には変わりはないはずです。ゴーストライターもいない代わりに、下手な小細工も罪の意識もありません」と述べている。正に彼の個性溢れる文章である。
・前書きは、ブルース・スプリングスティーンのインタビューから起こしたもの。情景が目に浮かぶ、ロックンロール的名解説である。
ベスト・オブ・チャック・ベリー
このアルバム、面白かったですよ。
わたしはジョニー・B・グッドが大好きだから買ったけど、別にチャック・ベリーに興味がなくても、買って損はないかと。
音質は、昔の録音だろうから、そんなに良いわけじゃないです。でも気になんないはず。だって、曲いっぱい入ってるし、安いし、歌も音も演奏も面白いもん。
…ところで、はじめ 通して聞いたときは、どの曲もイントロの演奏が全部一緒に聞こえました(笑)