世界ふれあい街歩き スペイン バルセロナ・グラナダ [DVD]
旅番組は数多くありますが、必ずといっていいほど、
リポーターが中心に写って案内し、
「観光名所案内」「何か食べる」「何か買う」です。
これはほとんどそれがありません。
カメラがリポーターの目になりますから、姿は見えませんので
自分が一緒に歩いている気分になります。
一般の旅行ではまず行かないような路地から路地へ…。
その国に普通に暮らしている人の姿が見えます。
ほぼ、朝から夕方まで一日がかり、とにかく歩き、
乗り物にはめったに乗りません。
お国柄もあるでしょうが、割と一般の人が
「見て行きなさい」と家に入れるのを見て、
日本じゃどうだろうと、思ってしまいました。
外国の個人の住宅を見るのはなかなか楽しいものです。
元々NHKの番組を見ていて、
これは何度でも見たいと思うものを購入しました。
ナレーターは芸達者な方が多いので、
それもポイントですね。
シャーロック・ホームズの冒険 全巻ブルーレイBOX [Blu-ray]
まだ観てませんが、当時ビデオに録画していたNHK放送と同じ吹き替えだなんでたまりません。
最近のアクション映画になったホームズよりも暗く、陰がありますが原作のイメージそのまま。
役者の演技力の高さが光ります。
グラナダ 第2巻―究極科学探検隊 (ジャンプコミックス)
おそらく、この2巻だけ読んでも「なんのこっちゃ」です。
1巻からしっかりと続けて読むことによって、ストーリー把握できます。
ただ、もう終了が決定していたからなのか、1巻の最後の方から
最初とは違った感じのストーリーになっているんで、やっぱまとめて読みましょう。
最後にはいとうみきおのデビュー作読み切りも載ってるんで、これもそれなりに面白いですよ。
グラナダふだん暮らし―スペインの小さな家から
グラナダ在住10年の著者が日々の生活から眺めたスペインを綴った書。
かの地に購入した家の改装工事に悪戦苦闘する様子から始まり、スペインの食や雑貨、サンタの来ないクリスマスなどについて筆をとっています。
本書には闘牛もフラメンコも登場しません。観光で訪れた人々が刹那に出会う濃厚なラテンの色合いはここにはありません。
日本人がスペイン人に対して抱きがちな力強く明るいイメージとは何の縁もゆかりもない、生活者としてのスペイン人が綴られています。
ただし著者の筆致は少々おとなしすぎる気がします。異国で、しかもスペインで独りで生きようという日本人女性ならば、もう少し強い個性の持ち主なのではないかと予期していたのですが、予想に反して文章が淡々としているといった印象を持ちました。
築50年の自宅の改装工事で味わった辛酸に対しても思ったほど憤りを感じていない様子です。
スペインで暮らす日本人であるからこそ二つの価値観を止揚した末の新たな自己主張というものが著者にはあるはずなのに、それが見られません。
著者はスペインを紹介するという作業の中で「自分」を出すことを遠慮したのかもしれません。なるべくスペインを一般化し客観的に述べようとするあまり、例えば個別事例にあたるスペイン人の友人たちの登場回数を思い切り減らしたのではないでしょうか。
しかし本書はスペイン事情の単なる解説本ではないはずです。<40代の日本人女性が独りで暮らしながら感じたスペイン>を知りたいと思って本書を手にする読者も少なくないでしょう。エッセイであるならば、より個性的であってよいと思います。
次回作に期待します。
なお、スペイン在住の日本人女性が書いた類書に以下のものがあります。
安藤まさ子著「アルハンブラの誘惑」(実業之日本社)
湯川カナ著「カナ式ラテン生活」(朝日出版社)
どちらもなかなか個性的なスペイン生活が綴られています。
ドビュッシー:映像・版画・喜びの島(紙ジャケット仕様)
この盤の再cd化をどれだけ待ち望んだことか!
一曲目の「水の反映」から、音が鳴るたびに空気に色がついて広がってゆくのが見えます。この美しい音で部屋を満たしたくて、ついついボリュームをあげてしまいます。
最終曲「喜びの島」のクライマックスまで夢心地の46分間。
どう考えても“買い”でしょう!