雪豹 (ハヤカワ文庫NF―ライフ・イズ・ワンダフル・シリーズ)
マシーセンの作品を読むには相当の覚悟が必要。本作も特に前半は仏教、ヒンズー教、イスラム教等の難解な宗教が記述され、正直かなり困憊する。ところが後半、雪豹、オオカミ、ヤク、そして雪男を初めとする動植物、そして苦楽をともにしたシェルパへの想いなど、文明化に毒された下界人間が、最高峰のヒラヤマで過ごしてきて、徐々に変化する自己の内面描写は心が振るわされる。
自然をモチーフにしたノンフィクション作家は沢山いるが、中でもマシーセンは素晴らしいの一言に尽きる。本作品はその極めつけ。
天に最も近いヒラヤマから星、月をみて思う宇宙観、自然の中における人間の存在性、ヒラヤマのシャンバラ伝説、死に対する想念。ほんの少しだけ理解できた気がする。
そういえば、本作を読み終えて、井上靖の「星と祭」を思い出した。人間が人間であるべき答えは、(生物学的な)母なる海ではなく、(宇宙や精神的な)星や天に最も近いヒラヤマにあるのだろうと感じた。
ユキヒョウ 白銀の闘牌 (近代麻雀コミックス)
【キャラクター・絵柄に関して】
12歳のユキヒョウ(山口愛)が主人公です。とても可愛く描かれていますが
表紙からも判る通り、いわゆる今風の萌え絵と言った感じの絵柄なので、この手の絵が生理的に受け付けない人には苦しいかも知れません
私はこういう絵柄は割と好きなのですが、表情などが豊かに表現されていてヴィジュアル、キャラ共に魅力的に感じました
また、主人公はユキヒョウですが、ZOOの園長(風間巌)の見せ場もとても多いので、園長好きの兎ファンの方も確実に楽しめると思います
兎の別のスピンオフ『シャモア』では園長がずいぶんヤサヤサしたヴィジュアルでしたが、今作ではヴィジュアル・ハードボイルドさ共に兎本編に劣っていません
【ストーリーに関して】
今作のストーリーの原作が伊藤誠さんによるものだからでしょうが
兎のスピンオフの別作シャモアと違い、兎本編の世界観を壊すことなく
むしろ上手く綺麗に本編と繋げていて兎ファンにとって嬉しい仕上がりとなっており、読み応えがありました
【闘牌に関して】
兎本編では「絶対強運! 持続型相対強運!」とか何とかトンデモ能力展開になっていますが(それはそれで面白いんだけども!)
今作はユキヒョウの得意技である「捨て牌読み」がメインとなった本格闘牌シーンが描かれていて
敵との読み合いが交錯する展開がアツいです
(多少無理はあるものの)高度で論理的な読みが終始展開されるので、キャラクターのやりとりだけでなく、麻雀シーンそのものも期待以上に楽しめました
【総評】
愛ちゃん可愛い! 園長かっこいい! 闘牌アツい!
続編は期待出来ないだろうけどそれだけストーリーが上手く収まっていて面白かった!
ケンコー 握 カメラグリップ 雪豹 カメラグリップ YH
ニコンCOLLPIX P510に付けようと思ったのですがヒモが太くて入りませんでした。サイズ的にはいいんですがねえ。
そこでD5100に使うことにしました。こちらにはちゃんと付きます。カメラ取付けネジ部のパーツが小ぶりでバッテリー室のふたへの干渉もないので使い勝手が低下しません。
ストラップを付ける金具がカメラ本体のストラップ穴に近い位置になるように付属しているので今まで通りの感覚で併用できるようになってます。
パッド部分は小ぶりですが十分なサイズですので不満はありません。また手に当たる面が柔らかい布素材なので肌触りがよいです。
取付け後のフィッティングに違和感があると思ったらヒモが硬いようで、手になじむのは少し時間がかかるかもしれません。
ボディが小さめの一眼には見た目にもちょうど良い感じですのでおすすめできます。
リアルぬいぐるみ ユキヒョウ 赤ちゃん
ニクキュウもしっかり作ってあって、体型もまぁまぁリアルです。 ネコ科最強のかわゆさを誇るユキヒョウの赤ちゃんはやはり可愛かったということで、ネコスキーや寒冷地動物スキーの方にオススメです。