種のキモチ
4人の登場人物の視点から見た、4章構成になっています。
ベストセラーのような感動や読後感はありませんが
読みやすく、難解な描写も少ないのでさらーっと斜め読みでき、
普段読書の習慣が無い私でも1時間半程で読み終えることが出来ました。
全体的にシナリオ重視というよりも雰囲気重視な作品ですので、
そういった作風に抵抗の無い方、星新一のような奇妙なお話がお好きな方にはおすすめです。
【文庫】 その時までサヨナラ (文芸社文庫)
山田さんの作品の中では他のとちがってて、インパクトのあるものが好きな人には、おすすめできない。
でも、ベタなりに心温まるいい話だった。
軽く読むことができるので、暇つぶし程度に。
学校裏サイト [DVD]
デスノート、ガンツ、バトル・ロワイアル、リアル鬼ごっこなど
流行りものをまぜてつくったような話ですね。
しかし学校裏サイトというネットいじめのタイトルをつけながら
あまりその辺の本題は語られておらず社会性といえるものが
なかったのはいまいちでした
あと迫力を出すためか鬼ごっこと、不良漫画ばりの喧嘩シーンが
やや多すぎた感じでした。
主役の子はあまりイケメンとは思いませんでしたが、デスノーとの
夜神月を思わせる風貌と台詞演技はありました。
3人目の男とも言える紙屋というキャラはそれなりにキャラ立ちして
いましたがライバルの子は結局なにがしたかったのかいまいち。
ヒロインと大どんでん返しはいまいちピンとこなかったですね。
とはいえ、わりと長い時間ながら最後まで見れました
中盤以降をより丁寧な展開に時間が90分以内ならもっとよかったですね。
どちらにしろジャンプかマガジンの漫画みたいな話です
パズル-ぼくらの48時間戦争-
雑誌で興味を持ったので、購入。
教師を人質にとられた生徒達が力を合わせて教師解放の条件である、2000ピースのパズルを探しとそのパズルを完成させるゲーム。
各ステージごとに7人ほどの生徒の中の誰を操作するかを決定する。
それによってシナリオが分岐していくそうです。
パズルの捜索は縦のバーと横のバーを動かしてクロスさせ、色が変わって光ったところで○、一気に数ピースGET。
ま、そうだよね、1Pづつ見つけてたらきりないよね(汗)
ピースを集めたあとのパズルの組み立てですが、地味に面白いです。
ステージごとにパズルを組み立てるための時間があり、その中でちくちくと角度をかえたりしながらはめていきます。
が!
次のステージで続きをやるぞー!と思ったら…「自分がはめてないピースがはまってるー!」状態。
他の生徒がはめた設定かな??
まあ、このゲームで2000ピースのパズルをはめるなんてどんだけ大変か…それを考えると妥当なシステムなのか…。
元が小説だそうですが、読んでいなくても全然楽しめました。
マイナスな点としては、ステージが変われど、することは変わらず、ピース探しもパズルもただの作業になってしまうこと。
ピース探しは特にやらされてる感がどんどん出てきて嫌になってくる人もいるかも。
登場人物は魅力的ですが、登場人物同士のかかわりが微妙で、友情ゲージの存在も微妙。
フルボイスだったら嬉しかったですが、そこそこ喋ります。
なんというか、もう少し「パズル」というゲームの大元を魅力的にゲームに絡ませてほしかったです。
楽しめますが、現在の価格では微妙かも。
ベスト版レベルの価格なら適正?