ビゼー・カルメン (オペラ対訳ライブラリー)
平易なフランス語で書かれており、語学の勉強にも良いかも。
声楽家の発音は正確ですものね。
セリフの中で印象的なのが「prend garde」という言葉。
カルメンがホセにちょっかいを出すときに使えば「私に惚れられたらご用心」であり。
傷害で捕まったカルメンを逃がす前に、ホセがカルメンに注意を促す言葉であり。
闘牛士に嫉妬したホセが、カルメンに懇願する言葉であり。
軍を脱走しアウトローになったホセに、"運命"が最悪の結末を警告する言葉であり。
ジプシー仲間が、カルメンに別れた男・ホセが来ていることを警告する言葉であり。
繰り返されるごとに警告の内容は深刻さを増し、ついには警告通りの結末を迎える。
ホセは悪女カルメンに翻弄される好青年の話かと思いきや。
ちょっぴり利用されたのにも気付かず、ストーカーに変貌する主人公のお坊ちゃん。
"純真な少女"ミカエラがまた曲者で。
「このキスはあなたのお母様からあなたに渡すように頼まれたの」とか
「お母様が死の床で呼んでいるから私と一緒に帰って頂戴!」とか。
母の権威を嵩にきて主人公を自由に動かそうとしていますが、どうも怪しい。
漫画「ハッピーマニア」に登場した「夫の浮気相手のマンションの出入り口で、夫が出てくるのを待つ女」の行動にも似た"最も計算高い女"。
ホセ亡き後は、「失った恋人を嘆く女」の役割を演じ、「気の毒な女性を慰めたい、恵まれた男性」と結婚していそうな気がします。
ブラボーミュージック 超名曲盤(初回限定版)
タイトルそのままですが
「G線上のアリア」「くるみ割り人形」「モルダウ」「新世界より」「ワルキューレ」「ツァラトゥストラはかく語りき」「四季」「運命」など
クラシックでは超有名な曲ばかり収録されています。
低価格ながらアペントディスクではなく、
このディスクから始められます。
初回限定版はその名の通り売り切れると手に入りにくいので、お早めに。
ビゼー:歌劇「カルメン」 [DVD]
クライバーはオペラを指揮した映像をいくつか遺しているが、どれもダイナミックで生命力豊かで、観ているものを惹き付けずにおかない魅力をもった素晴らしい演奏だ! このカルメンも例外ではなく、舞台の華やかさに負けずクライバーの演奏は大胆でいて華麗な指揮振りで舞台に釘付け間違いなし‥! 前奏曲からクライバーの魅力全開!相変わらず颯爽たる指揮振りはカッコイイの一言‥! しかし大胆でいながら、歌い手のサポートは非常に繊細‥。カルメン役のオブラスツォワの勇み足をさりげなくフォローする手腕は本当に素晴らしい! 歌い手もクライバーの指揮に身を任せ、万全に近い出来栄えで、オブラスツォワの演技と歌は少し濃厚で、さらにスタイリッシュさが欲しいが素晴らしいカルメンを聴かせてくれる。ドミンゴはまさに絶頂期の歌唱で演技も歌もスキがない!‥唯一、このカルメンにケチを付けるとすれば、画像と音声にノイズが多いのと、カメラアングルが良くないことだ‥。おい、おい、どこ撮ってんのって箇所がいくつかあるが、このクライバーのカルメンは素晴らしい演奏だ!彼の類い稀な遺産として、是非とも手元に置いて欲しい作品だ‥。
とく得BOX 胎教クラシック
ピアノ、オルゴール、モーツアルト、子守唄とそれぞれのカラーがあり
飽きることなく内容が充実しています
胎教にだけでなくリラックスBGMとしても利用できるので
お得感はかなりあります
ビゼー:歌劇《カルメン》 [DVD]
このDVDで初めてカルメンを体験しました。聴きなじみのある音楽、メトロポリタンの豪華な演出、と十分にカルメンを楽しむことができました。同じメトでの「ボエーム」を演じていたときのカレーラスにはやや演技に不満でしたが、ここでの演技、歌唱はすばらしく、さすが三大テノール!私一人で見ていたのですが、聞き覚えのある音楽に誘われたのか、母が来て、父が来て、祖母まで来て、隣の部屋でアニメを見ていた娘たちまで来て、気が付くと家族全員興味深々見入ってしまう始末でした。華やかで美しい、誰もが楽しめる作品です。