グラインド・フィナーレ
涙流さずに聴けない、グラインドコア最大の英雄NASUMの最終章。
93年の初期音源から集められた珠玉のバイオグラフィー。
メンバーの変遷も見られて、グラインドコアのスタイルも年代によってだいぶ違っている。
一貫しているのは「かっこよすぎるショートカットグラインド」であること。
現Drのアンダースが弾くギターとベースにも注目、いや注耳。
故ミエツコのグラインドリフは涙を流さずに聴けない。
このアルバムは、一つの時代の区切りの目安なのかもしれない。
何故ならグラインドコアの英雄NASUM自ら「Grind Finale」と銘打ったのだから。
HELVETE
Human2.0があまりに凄かったので、新作が出る時に「あの前作を超えられるのか?」と思いましたが・・・・・・
そんな心配はどうやら無用だったようです。前作を完全に凌駕してしまいました。
彼らの凄いところは、激しさに終始しなかったことでしょう。
ファスト系でありながら、短い時間の中にきっちり起承転結があり、その形態も様々です。
リフも激しいものからメロウでキャッチーなものまで、非常にバラエティに富んでいます。
また、効果音やセリフも嫌味にならない程度に入れられていて効果的。
おかげで一枚通してじっくり聴けるし、飽きもきません。
あくまで『グラインドコア』というフォーマットにのっとって、ここまでの完成度の作品を作り出したことは驚異。
このアルバムは将来的に「歴史的名盤」と称されることでしょう。
全デスメタラー、グラインドコアファン必携の一枚です。
Human 2.0
現代のグラインド・コア界をNAPALM DEATHと共に支えているNASUMの2ndです!
NAPALM~からの影響が伺えますが個性もあり頂点に君臨するバンドとしての威厳が出てきました。
Voはデス声よりわめき声を多用するようになりました。カッコイイです!
Dsのブラストもキレがあり凄まじいです!
文句なしの名盤ですので聴いてやって下さい。
Shift
前作完成後にベースが脱退。新ベーシスト+セカンドギタリストを迎えた新生NASUMの第一弾。
こちらは地元のコア系レーベル、バーニングハート盤。(リラプス盤と内容は同じ)
内容は、メンバーチェンジがあったからといって変わることなく一級のグラインドコア。
相変わらず、グラインドコアにもかかわらず、どこか切ないリフや、ドラマチックな展開は健在で、
グラインドコアに嫌悪感を示すメタルファンにも是非聞いていただきたい.
前作までの機械的に正確な音作りから、バンドサウンドを意識した
若干ルーズな音作りにシフトしているが、
それでも演奏能力の高さは十分伝わってくる.
毎度毎度、アルバムを出すたびに最高傑作だ。。。。