クレイジー・ホース
クレイジー・ホースとは、言わずとしれたスー族最後の英雄。西部へ西部へと開拓(侵略)を続ける白人と敢然と戦ったネイティブ・アメリカンのヒーロー。かつての西部劇映画では、最も恐ろしい悪役として出てきます。カスター中佐が率いる最強の舞台を謳われた第七騎兵隊を全滅させた戦いが有名。
この本は、そんなクレイジー・ホースの伝記的物語です。ドラマ仕立てではありませんから、波瀾万丈とはいきませんが、そのため、彼の人となり、そして、追いやられていくネイティブ・アメリカンの姿が、静かに浮かび上がってきます。
Crazy Horse
名盤と呼ぶにふさわしいアルバムです。できればアナログレコードでじっくりと聞いてみたいところです。アメリカ音楽に興味のある方は是非聞いてみてください、アメリカ音楽の懐の深さというかすごさがビシビシと伝わってきます。
イヤー・オブ・ザ・ホース [DVD]
監督についてはよく知らないので(笑)カメラワークがどうの全体の構成がどうのといったことについては何も書けない。内容は映画というよりもニールとクレイジー・ホースの30年の軌跡を追ったものだ。当然誰もが期待するダニー・ウィトンの件についても言及されているし、まだ健在の父親も登場する。普段あまり触れられることのないクレイジー・ホースのメンバーひとりひとりについても語られており、途中参加のギタリスト、フランク・サンペドロの入団のいきさつにも触れられている。
収録されている音源は、ほぼCD「イヤー・オヴ・ザ・ホース」のものと同じで、近年のライヴから撮られている。このDVDの見どころは従ってライヴというよりはインタビューということになるだろう。
間違いのないことは、ニール・ヤングの数多い映像作品の中で、第一に観るべきものである、ということである。中にはヒドイのもあるから・・・
ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース
この度再発売されたニールのオリジナル初期4作品は何れもAudio tape restoration and analog to HDCD 24-bit 176 kHz digital translationが施されているが、本作は特に音質向上の効果を強く感じる。この傑作はデジタル・リマスターされた音で聴くべきだろう。
ニー ルのソロ・デビュー作から4ヶ月後の1969年5月に発売された作品。前作は評価が分かれる作品で、彼の活動の両輪の一方であるアコースティック路線を打 ち出したものであるのに対し、本作が名盤と認めることはおそらく衆目の一致するところで、クレイジー・ホースと組んだときの怒涛のエレクトリック・ロック 路線の嚆矢となった作品。M1、4、7は後年のニールのライヴで度々採り上げられ、他のアーティストによってもカヴァーされる重要作品。名曲充実度の高い 作品であり、本作収録のオリジナルも他のヴァージョンに負けない力演である。特に9分を越すM4、10分を越すM7が出色の出来。息の合った名演の連続に は、スタジオ録音であっても圧倒される。M1、M2もいい曲で、カントリー色の加わったM2はなじみよいメロディーが心地よい。
M3は本 作で唯一のアコースティック・サウンド主体の曲で、ロビン・レインがヴォーカルに加わっている。穏やかな美しい曲だが、ロックの曲M2、4に挟まれていて も違和感はない不思議なムードがある。M5はカントリー・ロック調であり、M6には哀愁を帯びたヴァイオリンがフィーチャーされる。
このように、何れも特色のある名曲・名演で、デジタル・リマスターされて磨きがかかったこととあわせて、40年前の作品でも本作に初めて接する人が退屈ことはないはずだ。
イヤー・オブ・ザ・ホース [DVD]
監督についてはよく知らないので(笑)カメラワークがどうの全体の構成がどうのといったことについては何も書けない。内容は映画というよりもニールとクレイジー・ホースの30年の軌跡を追ったものだ。当然誰もが期待するダニー・ウィトンの件についても言及されているし、まだ健在の父親も登場する。普段あまり触れられることのないクレイジー・ホースのメンバーひとりひとりについても語られており、途中参加のギタリスト、フランク・サンペドロの入団のいきさつにも触れられている。
収録されている音源は、ほぼCD「イヤー・オヴ・ザ・ホース」のものと同じで、近年のライヴから撮られている。このDVDの見どころは従ってライヴというよりはインタビューということになるだろう。
間違いのないことは、ニール・ヤングの数多い映像作品の中で、第一に観るべきものである、ということである。中にはヒドイのもあるから・・・