Paradise Cafe’YOKOHAMA
滝ともはるさんの、21年振り(!)のシングルです。
23年振りにリメイクされた『南回帰線』が収録されています。
嬉しいことに、ベーヤンとのデュエットです。
アレンジはガラッと変わり、シブイ大人の『南回帰線』になっています。
タイトルチューンの『Paradise Cafe'YOKOHAMA』と『雨はいつか』のブルース・ナンバーもいいですよ。
そして『You are so beautiful』のカバーの4曲構成です。
シングル扱いですが「ミニアルバム」といってもいい濃ゆ〜い1枚です。
SINGLES 2
2001年リリース盤が、高音質SHM-CDでの再販です。
「ポリスター・レコード」在籍時代のシングルが、カップリング・ナンバーとともにリリース順に収録されています(Disc-1)。
良くも悪くも、チンペイさんとベーヤンのソロ・シングルも同様に収録されています(Disc-2)。
同じコンセプトで連動企画の「東芝EMI」時代のシングル・コレクション『SINGLES』に対して、こちらが『〜2』となる訳です。
カップリング・ナンバーの『ピンクシャンパン』『過ぎゆくものは…』『GUILTY & PENALTY』と、シングル・バージョンの『平凡』はアルバム未収録(※)のレア音源です。
また、ベーヤンの『南回帰線(シングル・バージョン)』『大放浪』『愛の慥かさ』も同様です。
Disc-1の#11『雨の朝 東京に死す』は、81年のアルバム『ALICE IX -謀反-』に収録されず「お蔵入り」になりかけた曲で、このアルバムでしか聴けない(※)激レアな一曲です。
「良くも悪くも」と言った様に、ソロの楽曲も収録されており、レコード会社主導のベスト・アルバムですが、混同されずディスク分けされていますし、収録順序も納得できます。
入門用としては勿論、コアなファンにも所有価値のあるベスト・アルバムと言えるでしょう。
(※)81年のLP盤と、95年のCD盤のベスト・アルバム等に収録歴がありますが、現在新品入手が可能なCDとして。