認知行動療法で改善する不眠症
従来の不眠改善法に関する一般書は,根拠に乏しい印象があったが,
この本は第一線で認知行動療法を行っている実践家が,世界各国で効果が実証されている認知行動療法について紹介している。
読んでみると,認知行動療法だけでなく,睡眠薬の話についてもしっかりと解説されている。
ただ,「どちらが優れているか」ではなく,「どのように使い分けるか」という視点で書かれているため,
とても親切な印象を受けた。
また,実践家らしく非常に平易な文章で書かれていて読みやすい。
実践法の解説や症例も抱負に掲載されている。
不眠の認知行動療法について知りたい人,自分で試してみたい人にお勧めの一冊。
Z-MAX(ズィーマックス) 60カプセル
亜鉛の補給をしようと言う程度にしか考えていなかったのですが、ぐっすり眠れるようになりました。
寝起きも悪いほうなのですが、結構改善された気がします。
多めのトレーニングの次の日でも疲れを残さない感じがするのも非常にいいです。
ベッドに入る20分前くらいに摂取すると言いようです。
究極の眠れるCD
部屋を暗くして、眠る体勢で聴けば効果があるのかな、とも思うのですが、
いくつか同系統のCDを聴いているせいか、ありがち、という印象で、
究極、な印象は受けませんでした。
水音は好きで、このCDにはメインとして入っており、確かに心地はいいのですが、
部分部分で入る音楽と水音のバランスに、どうもアンバランス感を持ってしまい、気になります。
上手くハモれていない感じ。音楽を入れるなら入れるで、もっとうまく絡めて欲しい。
この手のCDは個人の好みも大きく影響するでしょうから、
わたしのように眠れない場合もあるのでしょう。
不眠症〈上〉 (文春文庫)
年寄りの主人公が不眠症になり、様々な怪異現象を目撃し、やがてロングタイマーとショートタイマーという概念が提示され、ショートタイマーの主人公と異次元のロングタイマーの形而上の対決が展開される、という主筋に家庭内暴力、妊娠中絶問題、老人の抱える問題等の傍筋が絡み、最後のカタストロフになだれ込むというお話。舞台が超大作「It」のデリーということで「It」みたいなものを期待すると全然違うので肩すかしを喰う恐れがあるので注意されたい(少し関わる場面はありますが)。ホラーというよりSF/ダークファンタジーっぽいし、中絶や暴力の問題やロングタイマー対ショートタイマーの戦いが面白く読めるかどうかで評価がわかれそうですが、私の場合は星三つぐらいでした。キングの膨大な作品群のなかでは正直言って下の方にきてしまいそうで、ファンとしては大絶賛できないのが残念。無論、私的な感想なので、人によっては傑作と思う方もいるとは思いますが。あと、多少ですが、ガンスリンガーのシリーズとも少しリンクしています。あと、「シャイニング」の登場人物がちらっと出てきますが皆さん気づかれましたか?
インソムニア [DVD]
この映画は、フォロウイングやメメントのような、謎解きサスペンスではありません。
不眠症も、主人公の葛藤を表す「演出」であり主題ではありません。
インソムニアのストーリーはありきたりで、文字であらすじを見せられたところで「面白そう」と思う人は少ないと思います。
しかし、前評判に惑わされず、純粋な気持ちで観てみてください。
そうすればきっと、自分の人生で、過去の選択が正しかったのかどうか分からなくなった時、道を踏み外しそうになったアルパチーノを立ち直らせたあの言葉が私たちを助けてくれることでしょう。
あの台詞がなければ星4つでした。