Grand Canyon Adventure: River at Risk 3d [Blu-ray] [Import]
確かに「River」とは銘打ってあるものの、高所シーン(例えば
崖の上から下を見下ろすシーンなど)を3Dで見れるかなと思い
購入したのですが、3Dのメインは水滴やカヌーでの急流下りに
よる水しぶきでした。
私のようにグランドキャニオンでの高所3Dを期待している人に
とっては期待外れとなってしまいます。
でも3Dに関して水の立体感はなかなかのモノですし、3Dには
期待しないが壮大な風景には癒しを感じられるという人はそこに
満足を得られると思うので、その辺りを検討材料にされてはいかが
でしょうか?
総体的には「値段に見合った品」と言えると思います。
ラスベガス―グランド・キャニオン国立公園、モニュメント・バレー、デス・バレー国立公園 (ワールドガイド―アメリカ)
定番本の最新版です。ラスベガスは変化の激しい街ですが、このガイドブックの情報は適切に更新されていておおむね正しいと思います。カジノの説明は相変わらず変ですが(特にポーカーなど)。多くの日本人が興味を持ちそうなことが丁寧にまとまっていて、現地の持ち歩きにも役立つガイドブックだと思います。
virtual trip 空撮 グランドキャニオン U.S.A. [Blu-ray]
DVD版を購入したのですが、細部がチリチリちらつき、ピントが甘くて何の感動もありませんでした。でもグランド・キャニオンはこんなものではないと思い、ブルーレイ版を購入。
まず音が良いのにびっくり。画質は非常に良く、光と影の美しいコントラスト、間近に映し出される、手で触れる程に鮮明な岩肌、巨岩の息を呑む迫力、その場にいるような奥行き感に自然と引き込まれました。映像は極めてゆっくりで、空中のガラス板の上を歩いているような感じです。
グランド・キャニオンという名前から何か突拍子もないものを期待しがちですが、その名の通りの巨大な谷であって、ここにあるのは断崖、絶壁だけ。ですが、その何もない岩肌に言葉に出来ない安らぎを覚えます。説明できないやさしさがあるのです。例えばその色調は茶色にしても千差万別で、同じような岩塊であっても、それぞれが異なって味わいがあり、全体としてひとつの調和のうちにあります。包容力でしょうか。
音楽はクラシックで、ベートーヴェンの交響曲第8番、シベリウスの交響曲第2番、ベートーヴェンの交響曲第2番、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェンの弦楽七重奏曲、チャイコフスキーの交響曲第1番、バッハの無伴奏チェロ組曲第6番。前半はアレグレット等の少しにぎやかな金管楽器系の曲で、格調高いベートーヴェンもここではマッチ。後半はアンダンテ等の深みのある曲が選ばれています。
悠然と拡がってどこまでも続く峡谷、時おり近接する岩肌の茶褐色の輝き。この何もない風景は自分を脚色せずに解放できる場かもしれません。最後は巨大な人造湖のレイク・パウエルが映り、ここからが『モニュメントバレー』です。
全71分。音声は音楽のみと音楽+自然音の切り替え。自然音は風音だけで、ヘリコプターの音はどうやって消したのでしょう。日本語字幕オン・オフで、地名、岩峰等の愛称、曲名、土地の解説が入っています。
何度も見る作品ではないでしょうが、時おり見れば、また大きなやさしさに出会えそうです。
グローフェ / グランド・キャニオン
アメリカのクラシック音楽を代表する名曲「ラプソディ・イン・ブルー」と「グランド・キャニオン」に、「ウェスト・サイド・ストーリー」を組み合わせた3曲を、若き日のバーンスタインが快演している。
1959年に録音されたバーンスタインの「ラプソディ・イン・ブルー」は、未だに「21世紀の名曲名盤」(2004年音楽之友社)第1位にランクされている名演だ。同第2位にランクされているプレヴィン指揮ピッツバーグ響盤と聴き比べてみると、ジャズ畑出身のプレヴィンが、意外に型にはまった演奏をしているのに対し、バーンスタインの方が、ずっと自由にスゥイングしている。遊び心もあり、楽しめる演奏という点では、断然、バーンスタイン盤の方に魅力がある。また、音が良いという触れ込みのプレヴィンの最新のSHM−CD盤より、「マスター・サウンド」技術で作られたこのバーンスタイン盤の方が、ずっと良く音が前に出ている。
「グランド・キャニオン」は、「アルプス交響曲」を髣髴とさせるような組曲であり、「日の出」は「アルプス交響曲」の「夜」から「日の出」にかけて、「日没」は、「日没」後の「終末」から「夜」にかけて、「豪雨」は、「嵐の前の静けさ」から「雷雨と嵐、下山」を思い起こすような曲だ。この曲のベスト盤ともいわれているドラティ指揮デトロイト響盤と聴き比べてみると、ラバのひづめのリズムがユーモラスな名曲「山路にて」ではドラティに一日の長を感じるものの、その他の曲では、全く遜色を感じない。
「ウェスト・サイド・ストーリー」は、時を経て今聴いてみると、もう、クラシック曲としても十分通用する名曲であり、「ランブル」など、「春の祭典」を思わせるところもある。名指揮者の自作自演であり、その演奏は、自家薬籠中の物だが、特に、「マンボ」での、はちきれんばかりに激しく躍動するリズム感は、とてもクラシックの指揮者とは思えないほど凄まじい。