あがた森魚とZIPANG BOYZ號の一夜 惑星漂流60周in東京 [DVD]
時代を適格にとらえた音楽活動。
もちろん3時間では表現できないが、その集大成として重要な映像。
ジャンルなんて関係ない、すべての音楽を愛する者なら体験すべき作品。
これこそ、レジェンド!
あがた森魚 ややデラックス [DVD]
あがた森魚といえば、今からン十年前にM大学学祭「ロック叛乱祭」に一人(ギター一本)で登場し、「ボク、ここの大学を中退しました」と歌う前に気弱そうに言った青年と同一人物なのですよね。この人が現在でも活躍しているわけです。なんて「強い人」なのでしょう。
この映画は、彼と同行したような気分にさせてくれる一種のロードムビーでもあります。客が多かったり少なかったり、いさかいやアクシデントがあったりツアーには大変なことがいっぱいありますが、彼に言わせれば「あっという間」の全国縦断ツアーなのですね。とてもフォーキーな映画です。
演奏曲数が多いからどうしても中途でカットしなければならないですがうまく処理していると思いました。訪問する各地方の風景も美しいです。
あがた森魚読本 (CDジャーナルムック)
あがたさんが歩んできた40年を色々な角度から押さえた読み応えたっぷりの本です。
あがたサウンドを支えてきた、矢野誠、久保田麻琴といった方々のインタビューを始め、書き下ろされたアルバム解説や、今までのインタビューなど、どこを読んでも、あがたワールドへの入口となっていると思えます。
あがた森魚ファンは、もちろん楽しめますが、よく知らない人にとっては、素晴らしい入門書になるのではないでしょうか?あがた森魚を過小評価されている方は、だまされたと思って読んでみてください。とくに、鈴木慶一さんの寄稿は、必見です。
あがた森魚 BOX
ただ知らずに聞いてもかなり懐かしい様な変な様なです。
描きたかった時代背景と当時の流行は何もリンクしてなかった
ので彼の独自の世界でした。
SP盤でいつもきいてた「小さな喫茶店」を彼がカバーしたものが
入っていないのは残念!! でも全部聞けばタイムスリップ間違いなし。大正ロマンもどき、昭和初期もどきの時代にどっぷり浸かった気になれる。被洗脳間違いなし。この味病み付きになりまっせ。
なにしろ「プラハの春」とは違った意味でのベクトル上方の多幸感あり時代の不幸を表してますから捻じ曲がり不幸の複雑さです。
またどん底孤独感かなりきてます。不幸同士の希望なしカップルの
前途多難やいつの時代も同じ彼女のいない淋しい男など盛りだくさん?
D-1、めちゃめちゃ濃いです。
1-1.自分の唄に陶酔し切って唄っているため思わず出るため息が泪を誘う!
D-2、一人きり部屋でぽつんと何回も何回も聞き涙がなぜかポロポロと。Lo-Fiなんてこのころからやってたわけさだわさ。
D-3 お馴染み曲あちこちに何曲も入れるより他の曲選んだほうがよかったんじゃないのかな。いっぺんに買うBoxなら。Box全体でもっと編集
してよ。
つぐみ [VHS]
牧瀬里穂さん主演、原作はよしもとばななさんの初期のベストセラー「TUGUMI」です。これもDVDになっていません・・・。
海辺の小さな町の古い旅館が舞台です。
開発による旅館の閉鎖間際という最後の夏休みに、従姉妹(中嶋朋子)がつぐみの町に帰ってくるところから物語が始まります。
つぐみの恋人になるのは開発側の社長の息子(真田広之)。
病弱な暴君のつぐみが切れて障子をやぶくところや、お風呂のなかでウクレレで歌「きりんのダンス」?を歌うところが印象的です。
相手役が真田広之というのはちょっと年齢があわないような気もしますが、ほかのキャストはいい感じです。
原作の雰囲気をおおむねおさえている感じです。
初期のころの牧瀬さんかわいくて大好き。前髪ぱっつんとまっすぐにきってあって、大きな目に棒読みのせりふ。乱暴ではっきりとした口調。
アンバランスな魅力です。
「幕末純情伝」も面白いですよ。