じゃりン子チエ 劇場版 [DVD]
80年代後半ぐらいまでやったかなぁ。ウチの方では年末になると必ずと言ってええほど、この劇場版チエちゃんが放送されとりました。
その頃ワシ小学生くらいやったと思うんやけど、もぅ何回も見とるのに飽きずに見とりました。やっぱおもろかったんやなぁ。
早いもんで20うん年、DVDとなってまた何回も見る事になろうとは思いませんでしたわ(笑)
散々見たはずなんやけどなぁ。やっぱおもろいんですわ。
笑いを取りながらも、しっかりと真面目なとこはシリアスに持っていく。
浮き沈みが激しいのに一方的にとは感じられない。うまいなぁと関心します。
個人的にはこの劇場版でいっちゃん好きなシーンは小鉄vsアントニオ.jrの対決シーンですな。
jrの声はTV版の方がええという意見もあるみたいやけど、今は亡き「横山やすし」氏の筋金入りの関西弁による
アントニオ.jrは気迫があってワシは大好きですわ。
じゃりン子チエ 劇場版 [Blu-ray]
この映画版も完成度が高かったと思います。
ヨシエが堅気で、テツが不可なくて、その間に立つチエが苦労します。
ほがらかなのが沢山と、さみしいのが少しなので、面白いです。
しかし、どこかで、子どもを働かせてどうするんだい、という惻隠の情が観客、読者に働かなくては人情モノを観ている意味はないでしょう。
東京ムービーアンソロジー(4)1983~1991
1983~1991 年放映アニメで構成。
ここではあえてその中のひとつのアニメにしぼって書きますが
22.23「宇宙伝説ユリシーズ31」は貴重な音源。
記憶ではキングより発売された楽曲です。
ボーカルの貴智明氏は
井上俊次ひきいるグループ、レイジー解散後あらたに結成された
ネバーランドのボーカルとして
活躍していた高音の独特の音質の声が特徴のボーカルでした。
他にも貴氏(ネバーランド)は
アニメ(現、テレ東)
サイコアーマーゴーバリアン主題歌「孤独の旅路」
副主題歌「ララバイ」、他挿入歌2曲をネバーランド名義にて
唄っています。(キングレコード発売)
ちなみにゴーバリアンは現在廃盤
当時LP2枚発売。ゴーバリアンBGM音楽はアニメ初挑戦の矢野立美。
ここから矢野氏は特撮ですが
バイオマン、チェンジマン、ウルトラマンティガ、ダイナなど
秀逸な楽曲を展開していきます。
そういった背景を考えながら聞くとまた
とても貴重な音源であると認識させられます。
CDではテレビサイズになっているのが残念ですが(ゆえに星4つ)
他の曲も復刻が難しい音源もあり
入手しておきたいCDです。
じゃりン子チエ (1) (双葉文庫―名作シリーズ)
チエちゃん、テツ、小鉄、おばあはん、ヒラメちゃんに、カルメラ、お好み焼き屋、花井はん、ヨシ江はん、、、
大人になってあらためて読むと、子供の頃には感じなかったペーソスに気きました。
単行本でいえば12〜13巻くらいまでは喜劇に対しての哀感が保たれていて、それが登場人物たちを生き生きとさせています。それ以降は突如としてキャラクターの背後からそれぞれのドラマが消えて、愛すべきマンネリの世界に変わってしまいます。
そういう理由で、初期の頃のテツにはあらためて注目してしまいます。子供のころはチエちゃんと同様、なぜヨシ江はんとテツが結婚したのか分からなかったけれど、大人になった今、少しだけ分かる気がします。
テツのカオに斜線でカゲが描かれる(シリアスになる)シーンがある頃の「じゃりン子チエ」には、大いに笑わせてほろりともさせる、本物の太い笑いがあると思います。