ドビュッシー:ピアノ作品全集
フランス人作曲家ドビュッシーのピアノ曲をフランス人ピアニストのベロフが演奏する。
フランスの音楽の気配が漂っている。
楽譜をmidiでならすのでは分からない間合いがあります。
ああ、作曲家の意図は、こういうものなのかと理解できます。
ヨーロッパ、特にフランスは文書化の国と言われています。
楽譜に記載していない意図を解読するのも専門家の役割なのでしょう。
プリンス・オブ・エジプト【字幕版】 [VHS]
世の中で二番目に美しいアニメ映画は「ノートルダムの鐘」で、一番美しいのは、この「プリンス・オブ・エジプト」だと個人的に思います。まるで動く絵画のような趣があります。微妙な色調で描き出された神殿や砂漠などが、とくに美しいです。
ハチャトゥリャン: 管弦楽作品集 ~剣の舞
クラシック・アルバムは、いざ購入しようとすると結構迷いますが、このCDは迷う必要なかったですね。
『剣の舞』を探していたところ、ぴったりのCDが見つかりました。
ハチャトリアンはロシアの作曲家。
聴き所を集めた作品集をロシアのアレクサンドル・ラザレフとボリショイ交響楽団ですから。
何と言いますか、風格というか、年季のこもった演奏です。
さすが、という印象です。
ナチを欺いた死体 - 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実
個人的にこの作戦を詳しく知りたかったのですがなかなか見つからず、苦労したが今回の出版で内容がよくわかりました。
ノルマンディー上陸作戦の前章や連合軍の北アフリカ上陸作戦でよく「本当の上陸地点をドイツに惑わせる為二重スパイの偽情報や重要書類を持ったまま溺死したとみせかけた英将校の死体をスペイン沖で流した」といろいろな本で読みましたが、これがその作戦の詳細です。
イギリス人将校にされた人物の経歴がばれないように最新の偽装、カバンと一緒に死体が発見されるには?死体が解剖されたら等どのようなことがあっても本物と信じ込ませなければ・・・。
この死体が必ずにスペインに流れ着き、偽情報がドイツ中枢まで届かなければ作戦は失敗。
作戦は成功してヒトラーは騙されるのですが、そこに至る経緯は複雑な要因が加味していたのがこの本で初めてわかりました。
将校にされた人物の経歴や作戦にかかわった人物写真や作戦の立案から死体を入手してからの偽装、そして死体が必ず発見されるよう運搬など他の本で書かれていても1行程度で済まされてしまっている作戦の全貌です。
世界の果てでも漫画描き 2 エジプト・シリア編 (創美社コミックス)
一巻目は学生時代にボランティアでキューバにいった話でした。
その後、
夫になるベッピーノの留学先であるカイロで結婚式をあげる旅をする。
タクシーはぼられるので浮きうきした顔をしないようにしている。
ピラミットもぼられ対策のため疲弊困憊する。
ささやかな婚礼も舅と姑他親戚が嫁より赤い服をきて一波乱。
それから、
夫が観光客の多いカイロに飽きてもっと
アラビア語に「ディープにつかりたい」(P67)と
シリアを放浪することに。
国の数、30数カ国を旅している作者のヒコーキと空港談義。
シリアのダマスカスに下着屋が多い話。なぜでしょう?
最後は下着の自由漫画
(編集者の介入なく自分の好きな話を好きな絵柄で思い切り描く)
少しアダルトです。
「って本当に良いんですか、担当さん!?あたし知りませんよ!?」
だって。