朝1時間勉強法
早稲田大卒の方で税理士・気象予報士・中小企業診断士などの資格をお持ちの方が書いた本です。
「朝1時間さえ勉強すれば」試験に合格するとは著者は言っていないし、著者は医者でも科学者でもないので、朝をすすめている科学的な根拠はない。
私の経験値としては、頭脳の状態さえクリアなら、じゃまが入る事が少ない朝時間を活用した勉強法はいいと思っている。
二度寝より昼寝をすすめているのは理解できましたが、「遠慮せず昼寝しましょう」と言われても実行出来る環境の人ばかりではないので、その記述はツッコミを入れたくなりました。
結局は勉強法は人それぞれだとは思うが、他人の勉強法・特に実際に合格した人の勉強法なので、参考になる点もあるし、興味がわく。著者と同じ試験を目指している人はより参考になるのではと思う。
チャレンジする心―知的発達に障害のある社員が活躍する現場から
知的発達に障害のある人たちが社員として働く
横河電機の横河ファウンドリーの設立(1999年)から5年にわたる内容です。
相談はするけど、社員として、1社会人としての社員教育をなされ
適材適所にあった仕事を提供し、事業の拡大、ひいては社員の職勤を広げられております。
特に印象に残ったのは、
・障害をもつ方々がお互いに相手を『おもいやる気持ち』を持たれていること
・気を使いすぎずに『やってみせる姿勢』、『僕にやらせて』と積極的に、仕事へのチャレンジする姿には驚きを感じました。
池袋の夜の話も、普通の新人社員がはまったりすることでしたし
パソコンの利用についても、今後学校で、あるいは職業訓練として積極的に利用されることを期待します
知的障害者を指導されるかた、先生にもぜひ読んでいただきたいものです。箕輪さんが出されている「知的障害者の就業におけるパソコン利用マニュアルなどの開発に関する研究」についても一読されるといいかと思います。自閉症の親ですが、このような社会参加の体制が1つでも多くの企業に広がるとうれしく思います。