九月姫とウグイス (岩波の子どもの本)
武井武雄の、例のごとく凝った装丁。クラシカルなエキゾチックな、でも衝動的な・・・。私は、この人間的にもかなり変わったおじさんである武井武雄の絵本を集めるために購入。お話の内容についてはサマセット・モームの唯一の童話ということで興味を引かれました(アンデルセンに近い?)。何はともあれ絵に価値のある絵本だと私は思います。そうそう、「冷静と情熱の間」の江國香織さんも「絵本を抱えて部屋のすみへ」で紹介していましたっけ。
モーム短篇選〈上〉 (岩波文庫)
久しぶりにモームの短編が読みやすい翻訳で読めるようになった喜びは、実に大きい。あまり回顧的になるのも嫌だが、数十年前なら、あらゆる文庫でモームの短編は入手できた。それがいつの間にやら、姿を消してしまい、人生と人間につぃての真実を、面白い形で明らかにしてくれる作品を愛してやまない読者はどんなに淋しく思っていただろう!それが、ようやく今、生きのいい現代日本語で復活した。この上下2冊と、「雨」と「赤毛」を読めば、面白い話を堪能して、心も頭もたっぷり栄養が行き渡る、と断言できる。
ユリゴコロ
双葉社が力を入れる今回の作品、
『告白』に続き特大ヒットの予感 !!
非常に読み易く、今までに見た事の無い
謎が謎を呼ぶだけでは語れない奇想天外な
ストーリー展開、そしてこの結末!
今までに読んだどの小説よりも面白かったです!
ぜひ映画化してほしい一品でした。