GOLDEN☆BEST/杉真理杉真理 & フレンズ
なんといっても注目はDISC2の「&フレンズ編」でしょう。
ソングライターとしての側面に光を当てたこの企画は、今までまとめて聴くことが難しかった杉作品がずらり。
耳に残るメロディ、きらっと光るフレーズ、そんな曲がパンパンに詰まっている、そんな感じです。もちろん、DISC1のシングル集も名曲揃い。
実に素晴らしいです。
幸せの扉
伊豆田洋之さんのボーカルに出会ったのは、幸いなことに、伝説のバンド、ピカデリーサーカスのライブでした。
一曲の中で表情がくるくる変わる自由なスタイルはポール・マッカートニーそのもの。
ライブ中に披露されたエリック・カルメンはちょっと鼻にかかったセクシーなエリックそのもの。
また楽器の上手さは天賦の才能かと思われました。
伊豆田さんの中の体内時計はゆっくりと、しかし少しも狂うことなく自分が愛し聴き続けていた音楽をいつか表現する時を待っていたかのようです。
才人、サエキけんぞうさんが引き出してくれた「ポール・マッカートニーを歌う伊豆田洋之」のライブから生まれたこのアルバムはミニアルバムながら伊豆田さんの最高傑作と言えるでしょう。
表題曲「幸せの扉」を聴いた瞬間に「ピカデリーの伊豆田さんのボーカルだ!」と思いました。
自分の愛する音楽を自由に表現することこそポップ! What's wrong with that?