デメント オリジナル・サウンドトラック
全体的にストーリーに沿った曲組みになっていて、足音・効果音・音声を
雑ぜ合わせてあり、いかにもゲームをしているようなを気分になります。
メロディー重視の曲は少なく、インストや、まさに狂気な雰囲気重視の
重圧感のある『音』といった方がいいです。
不安定で、リピートするリズム・・・(意図的な)音とびやノイズ・・・
私は好みでしたが、不愉快に感じる人もいるかもしれません。
ゲームをした方にしか、わからない良さと恐怖感があります。
どちらかというと、一般向けなゲームサントラという感じではないので
ゲーム中にサウンドテストなどで聴く事ができるので
迷っている方はよく考えてみるといいかもしれません。
「Endoless Zero」「Precious Hewie」を目当てで購入しましたが
全てとてもよく出来ていると思います。↑の2曲はメロディーが切なくて好きです。
ボーナスアレンジも4曲も収録されており、とてもカッコ良く仕上げてあります。
これだけでも満足できました。
デメント
恐怖の中、精神異常者からの追跡を必死で逃れるという
スリリングな状況を体験できたソフトでした。
最初に大男に追跡された時は本当に恐怖を感じます。
追跡されている時の音楽は精神が崩壊しかかりそうな曲調で
恐怖が引き出されてとても良いと感じました。
フィオナが追い詰められ、精神が錯乱しだすと
画面に動悸や息切れを表現したようなエフェクトがかかり
操作が困難になっていく演出はとても良く出来ています。
あとはフィオナがやられた時が、可愛らしい声ではなく
「ぐえおっあ!!」と生生しいやられ声がします。
その後の音声がまた怖く、フィオナの服を破いた後
肉を引きちぎり食べるような音などがして、ユーザー側に想像を
かきたたせて恐怖心を煽ります。
一緒に物語を進行し助けてくれる犬は段々と可愛く思えてきます。
(ですが、ベットの下にフィオナが隠れている時など、その側で
犬も座ってしまう事もあり、追跡者にフィオナがいる事が
ばれやすくなってしまうのではないかと思うこともありました・・・(汗))
マルチエンディングもあり、リプレイにチャレンジしたいと
思わせる楽しさはありますが、個人的に残念と感じたところは
ストーリーが分かり難い部分があります。
ストーリー重視を除いた怖さというものを体験したいと
思う方には良いゲームではないでしょうか。
DEMENTO 公式ガイドブック
マップが見づらいところを除けば役に立つ一品。マップは細かすぎてかえって分かりにくいカンジがします。マップは攻略サイトや他の攻略本で補ってください。しかし、他の攻略本は、カプコン公式攻略本しかないですね・・・。
値段もちょっと高いんですが、謎解説は丁寧だと思いますので、謎が苦手な方はぜひ購入してみてください。ただ、最初から攻略本を頼るとどうも面白さが半減するので、まず自分で謎に挑戦してみて、それでも分からなかったら攻略本をチラっと見てください。
キャラクターのCG画とか、もう少しマニアックな要素が欲しかったですね。
点数を言っちゃえば65点くらいですかね・・・。
ゲームをクリアした後でも復習として使えます。やり込んで極めたい人にもオススメです!
デメント カプコレ
人の内面の恐怖が味わえるゲーム。か弱い主人公と、危険が迫ったときに言うことを聞くか聞かないか、わからない愛犬がその恐怖を増大させていました。序盤は攻撃手段や慣れが無いせいか、本当に恐かった。リタイアしそうになった。
ですが、愛犬が確実に言うことを聞いてくれるようになり、大ダメージ技を覚えたり、回避を覚えたりしたり、しまいにはか弱い主人公だったはずなのに、キックが強くなるアイテムを手に入れより攻撃的になってくる後半。
序盤と明らかにゲーム色が変わってしまう後半は、逃げ場も無く、「逃げるゲーム」から「撃退するゲーム」に変わって、後半はバイオの様に、なれてしまえば恐くない、倒せれば恐くないと思えてしまいます。
このゲーム性の変化を「倒せるから面白い」ととるか、「倒せるから怖くない=面白くない」ととるかで評価が変わってくるのではないでしょうか。
しかしグラフィックはPS2トップレベル、竹中氏の演出も良い雰囲気、カメラワーク良好等々ゲームとしては高い水準です。
あと注意として、過激な描写、暴力、性的テーマと描写があることと、犬が蹴られたり殴られたり、刃物をあてられたり銃で撃たれたりする場面がありますので、犬が好きな方は注意して下さい。
長文失礼しました。