UNBOWEDへこたれない ~ワンガリ・マータイ自伝
「すへての経験に学びがあり、どんな状況にも希望の光はある」…このような意識を高く保っていれは、自分が正しいと信じることに前向きに取り組んでいける…そのようなことをグリーンベルト運動について初めて書いた小冊子にも載せられている。木だけを植えるプログラムではなく、知識も植えつけるプログラムと成長していった。問題の原因の究明、自由を阻むものとの闘争、そして、政治の扉を開ける。立ち上がり、歩こうとする行動力に驚嘆させられる。数多くの苦難にめげず、立ち向かい乗り越えた反省が微に入り細を穿って念入りに語られていて、惹き付けられる自伝である。【知性と行動力との相乗作用】を具現した女性の理想像を書中の笑顔に象徴的に見ることができる。
本書エピローグは、訴えかけの最も高揚した「希望の大樹」である。末尾は次の一節である。これに対して何も付け加える言葉はない。それぞれの人の行動が残されているのみであろう。
女性も男性も力を合わせてこの裸の大地に服をまとわせる活動が続く中、この青い惑星を心から愛する仲間は、世界中にたくさんいる。私たちには、ほかに行く場所はない。環境破壊とそれに伴う被害を目の当たりにすると、現状に甘んじるわけにはいかない。のんびりしている場合ではない。もし私たちが本当に重荷を背負うつもりなら、行動に移そう。私たちは、現在と未来のあらゆる種に対して義務がある、立ち上がり、歩くのだ!
MOTTAINAI 携帯マグボトル 350ml ブルー
保温効果のところ「75℃以上(1時間)」って書いてるけど、一回沸いたばかりのお湯を入れてみたが、三時間以上経ってもまだ飲めないほど熱くて、期待以上の保温効果だなと大満足した。
ピース ウーマン
アメリカ大統領オバマ氏の受賞が世界を駆け巡った昨今、全くタイムリーな本で出会えた。12 人の女性平和賞受賞たちの未来に語り告ぐそれぞれの深い信念のストーリー。とかく、上滑りの漠 然とした観念ー平和・愛ーの姿を、確かな形で示し、諭してくれる。「よりよい世界のために私 に、一体何ができるのだろうか。」とまどいは終わり、かなたの道しるべをみつけた思いがした。
翻訳者たちの日本語も的確で、12人の「生の声」を聞いてかと思えた。
モッタイナイで地球は緑になる
2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんがお書きになった本です。訳者が「生物と無生物の間」の福岡伸一ハカセです。主には、彼女が行ったグリーンベルト運動に関することについて書かれたものです。グリーンベルト運動とは、植樹運動なのですが、ケニアでは、土壌の侵食や森林伐採などで農民達は食糧さえもままならない貧困に瀕している状態でした。マータイさんは、木を植えることが、砂漠化の侵攻を食い止め、エネルギー源となる薪を得るために必要であること、苗木を育てることで収入を得られることなどを女性達に広げてゆき、大きく発展してゆきました。当然、こういった動きが大規模化するほどに政府の干渉は強くなっていったようです。グリーンベルト運動は、植樹だけにとどまらず、民主化を求める動きや女性の人権や地位向上を求める活動になってゆきました。その影響はアフリカ中に広がりを見せ、全世界に影響を与えています。一人の女性が植えた一本の苗木がすべての出発点でした。森林や自然環境を大切にする、愛する気持ちは人は必ず持っているものなのではないでしょうか。グリーンベルト運動が多くの人のその琴線に触れた活動であったのだと思います。身近なところから、グリーンベルトを広げてゆきたいと思います。もったいない、という言葉をご存知になったのかと思っていましたら、来日した時に知ったということでした。
MOTTAINAI
アフリカに3000万本の木を植え、04年に環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんが来日時に「もったいない」という日本の言葉に出会い深く共鳴。地球環境を守る世界共通のキーワードにと「MOTTAINAIキャンペーン」を提唱してるそのキャンペーンソングです。
小学生(?)の子供たち5人が歌っていますが、その歌声がとても子供らしく愛らしくさわやかです!流行のラップのリズムでキャンペーンソングの堅苦しさがなく、「勿体無い」→国際語としての「MOTTAINAI」のイメージにぴったりです。一度聞いたら必ず耳に残り、すぐに口ずさんでしまいます。
プロモーションビデオを見る機会がありましたが、歌声にマッチしたさわやかで新緑のように透明感のあるユニットでした。マータイさんの活動も良くわかり、とても好印象でした。振り付けがたのしく、小さい子だったらきっと一緒に踊りたくなるでしょう。
2曲目の「MOTTAINAI 〜風のいろを・みずのうたを〜」も子供に歌われると詩の内容もすっと心にはいっていき感動的です。幼稚園や学校でみんなで歌いやすそうなので「MOTTAINAI」とともに子供の定番ソングになっていくかもしれませんね。