At Last!
現在も活躍しているブルースとR&Bのシンガー。映画『キャデラック・レコード』でビヨンセが演じました。
たしかこのアルバムは、『ローリング・ストーン』誌の「偉大なアルバム500枚」のなかで116位にランクされた名盤です。
映画『キャデラック・レコード』を見た竹内まりやがエタ・ジェイムスを聴き直して、「ジャニス・ジョプリンは相当エタの影響を受けているんじゃないか」と語っていました。やはり、実際にジャニスはジェイムスをカヴァーしていますが、ジャニスの源流のような力強い歌唱です。
グラミーの最優秀トラディショナルR&B歌唱賞にノミネートされた、ビヨンセによる「アット・ラスト」のカヴァーが聴きたい方は、こちらのキャデラック・レコード~音楽でアメリカを変えた人々の物語 デラックス・エディションを。
ボーナス・トラック4曲は、デュエット曲。
Tell Mama: Comp Muscle Shoals Sessions
映画『キャデラックレコード」を見て、サントラ盤を聞き、ますますエタジェームスを聞きたくなり、購入したが良かった〜
映画の中の人物像の通り、激しい歌い方で非常に刺激的だ。ハード好みの方にはぜひお勧めです。
Etta James Rocks The House
1939年ロスに産まれた彼女は17歳の時、ジョニー・オーティスの助けを借り"Dance With Me Henry"のHitを出した後、ムーングロウズ/ハービー・フクーワのつてを頼りシカゴへ移った。Chess傘下アーゴと契約した後、At Last/#10等のアーリーソウルバラード不朽の名作を物にする。'62年にはパンチの効いた唱法を活かし、ゴスペル・ジャンプの傑作#1を出す。そんなノリにノッていた時期のEttaさんのLive!悪ろうはずが無い!
ナッシュビル/New Era Clubと言う小さなクラブで'63年9月27&28日に録音された。時代はアーリーソウル。シカゴに移ってからの彼女を象徴するレパートリーが並ぶ。#2/9 Jimmy Reed,#3 Ray Charles #6 Robert Nightwawk #8 B.B King #11 Muddy Watersと人の曲が多いが、完全に自分のスタイルに染め上げています。#3/5/7/8での客とのコール&レスポンスなんてむせ返る様な熱さ!バンドと客が走ったりモタッたりしながら一体と成って行く様が痛快です!Ettaさんも縦横無尽に吼え、叫びまくるが、MC時の声が可愛くて思わず笑ってしまいまっすぅ〜
#6でのDavid WalkerのJazzっぽいソロも聞き物で、#10のEttaさんの静と動との切替えが見事!抱き締めたくなります。全編に渡り「触れれば斬れるナイフ」の様に鋭いEttaさんです。
後にマッスルショールズに向かいサザンソウルの名作を生み出すのは至極当然の成り行きだった。