めぐり逢い [DVD]
最初に見たのは随分前で中学生の頃でしたが、とても心に残っており年月が経った今でも大好きな作品です。
シャルルポワイエ、ウオーレンベイティのバージョンも全て見ましたが、やはりこのケイリーグラント&デボラカーのバージョンが最高です。
この時代独特の空気感、交わされるコメディタッチの洒落た会話、ピアノに合わせて歌われた曲の選曲、そして清楚で気品溢れるデボラカー。
全てのバランスが他の配役のバージョンより際立っており、美しく、穏やかです。
特にデボラカーの美しさは絶品で、透明感に溢れる姿と声で船旅の途中でケイリーグラントの母の住む島に立ち寄りピアノに合わせて歌うシーンは本当に素敵で、
この作品の世界に引き込まれます。
何度見てもホロリときます。永遠の名作です。
こういった作品をメロドラマでありがちな内容と辛口の批評をされる方もいらっしゃるかと思いますが、
私はただただ純粋に見てほしいです。見ていて心がとても癒される作品です。
こちらの映画が好きな方は、ヴィヴィアンリーの”哀愁”もいかがでしょうか?
モノクロで悲恋になりますがやはりこちらの作品も、配役や空気感がとても良く素敵な心に残る映画です☆哀愁
結婚式パーティーで使える フルートとヴァイオリンのためのデュエット曲集
フルートとヴァイオリンとピアノでアンサンブルをしようと思って
ずっと楽譜を探していたのですが見つかりませんでした。
そんなとき、この楽譜が11月に発売されて
「待ちに待った楽譜が出た!!」と思いました。
この楽譜は買いだと思います。
めぐり逢い [DVD]
リメイクだが、リメイクを超えた話題性があると私は思います。
(その1)遊び人の主人公マイク、と演じているW・ベイティの半生がオーバーラップしており、さらに、実生活で奥さんであるA・ベニングと20歳近い年齢差があるのに、恋に落ちてしまうという、ストーリー上のプラスアルファがある点である。当時ベイティは57歳で、映像上、恋愛映画として共感を得られる限界を少々超えていると思うのだが、実際、彼らは「バグジー」での共演後、55歳、34歳のときに結婚して、4人の子を持ち、今でも別れずにいるのだから、事実は小説より奇なりである。
(その2)あのキャサリン・ヘップバーンが87歳で、マイクの叔母の役で出演しているのだが、マイクとテリー(ベニングの役)の叔母に対する敬愛の気持ちと、ベイティとベニングのこの大女優に対する敬愛の気持ちがまさに、溶け合っていて、演技を超えた情愛の伝わるシーンとなっていることである。
(その3)レイ・チャールズのクリスマスコンサートのシーンがあること。短いがレイ・チャールズの素晴らしさが十分に堪能できるリッチなシーンだ。音楽はエンリオ・モリコーネなので、心象風景を描く静かで、印象的な音楽が心に残る。動きのほしいところはアームストロングの歌声を配したり、ベニングの歌うシーンもある。
この映画は若い人にはあまり面白くないかもしれませんね。でも、55歳以上の方には、様々な点で楽しめるのではないかと思われます。お勧め。
めぐり逢い【字幕版】 [VHS]
互いに申し分の無いフィアンセのいる男と女が船旅で出会って恋に落ちる。男の祖母を通じて心を通わせた二人は、半年後に会うことを約束して別れてそれぞれ自立を図る。ところが、再会の日に思わぬアクシデントが・・・・
恋に苦しみながらも自分を磨き続ける男、ニッキー。そして、愛するがゆえに自分に厳しく、健気に生きる女ケリー。ケリーの気丈な振る舞いには、何度見てもただただ涙。こんな恋をしてみたいなぁ、と心洗われる名作ですね。
番人 (ビーボーイコミックス)
耽美、シリアス路線の短編集だわー、と思って読んでいたら、
最後の作品が強烈ギャグで全てのインパクトをかっさらっていきました。
きっとこの本は、本当の題名で呼ばれるよりも「伝説のブサイク攻が載ってる本」として全国津々浦々流通していくであろう・・・と遠い目になりましたよ。
画力があるからこそ、ブサイクをここまで克明に描けるのだなあと妙に感動しました。
反対に、表題作「番人」は耽美。ハッピーエンドの「Show me heaven」で気分が浮上しますが、「空の裏側」が近年まれに見る暗い話でまた落ち込みます。
そして「めぐり逢い・・・COSMO」にいたり、宇宙へ飛ばされる(笑)
国枝作品は、自分がなんとなく信じている「正しさ」「まっとうさ」を揺さぶるところがあるんですね。
主人公たちは、歪みを直すのでも罪におびえるのでもない。
理不尽を淡々と引き受けて生きていく、あるいは死んでいく人々。
でも決して投げやりではないんです。
ぎりぎりのところで「別にいいじゃん」と肯定する強さがあるということでしょうか。
全話の共通点をあえて探すなら(探さなくてもいいけど)、このしなやかな精神かもしれない・・・と、無理矢理自分を納得させてみました。