D・N・A
インディーズの頃から「ジャンヌダルク」は知っていたが、
特にこのメジャーデビュー後の1stアルバムは、発売後から何百回も聴いた。
私は基本的にHard Rockerなので邦楽には興味なかったが、
日本人にはめずらしくヘヴィなサウンドで、聴き易いのが印象だった。
独特なサウンドで、かつリスナーの心をあおるその楽曲は、
非常に心地良く、聴いている自分を格好よく思わせてしまう。
続く2ndシングル「Lunatic Gate」もかなり独特なサウンドだが、
非常に受け入れ易い。
名曲と呼べる3rdシングル「EDEN」は、非常に悲しい内容だが、
それを振り切るかのような明るい曲調によって、
より一層悲しみを深めてしまう。
歌詞の表現方法、引用などは非常に卓越しており、リスナーの脳にその映像を描写させる。
またこのアルバムからカットされた4th「Heaven's Place」は、
愛に満ち溢れる想いが描かれており、素晴らしい曲だ。
私はこの曲を友人の結婚式で演奏した。
それくらいいい曲である。
ギターのyouは、速弾きはあまりしないが、
各曲におけるその奏法は、見事である。
Hard Rockの命であるピッキングハーモニクス、オルターネイト、
ワウの使用などなど、随所にHard Rockの真髄が垣間見れる。
またサウンドもディズトーションを使用しており、より深い重みが出ている。
ジャンヌダルクは本当のHard Rockではないが、
ジャパニーズHard Rockとしては、かなり優秀だ。
ファンの人も、このアルバムをもう1度聴いてもらいたい。
メジャーデビューという彼らのエネルギーが、
惜しみなくここに封じ込まれている。
Ring of Red ベスト
時代は1950年ごろの日本。
日本は南北に分断され武力衝突の危機を迎えているというような背景の中、南側の新型二足歩行戦車がテスト中に北側に奪われてしまう。
主人公たちはそれを奪還するため、敵地に潜入しそこで苦しい戦闘を強いられることになります。
戦闘シーンはスクエア式のシュミレーションなのですが、キャラクターごとに『すばやさ』みたいなものがあって、敵も味方もごちゃごちゃに順番が回ってきます。
ちょっと面白いのが機体ごとに随伴兵たちがいて彼らも戦闘に参加することです。放っておくだけでもロケットを撃ったり、地雷で敵の機体の足を潰したり、煙幕弾を発射してくれたり、自分の機体の修理をしてくれたりします。
最初のうちは敵もいい感じな強さで気持ちよく進むのですが、味方が最大で八人しかいないので後半は恐ろしく難しいです。
私は初めてゲームを途中で諦めてしまいました。
シュミレーションが得意な人、根気のある人は買ってみてもいいのではないかと思います。ベスト版ですしね。
Ring of Red
昨今の朝鮮半島情勢に日本をかぶらせたようなストーリー背景は今までも幾つかあり、その点違和感なく入れました。
戦闘は起動兵器で移動砲台のAFWと2小隊の人間兵士の部隊単位を駒として行われる。
AFWはファーストガンダムのガンダム・ガンキャノン・ガンタンクのように万能型・遠距離支援型・格闘形などあり、それぞれ白兵・近接・中距離・遠距離での基本攻撃力があり、兵士の組み合わせやパイロットによってカスタマイズできます。
しかし一度戦闘に入ると対戦する部隊パロメータ(兵士とAFWの特殊攻撃・兵士の兵種)やこちらの戦闘スタイルなどの組み合わせによって、遠距離であっても格闘戦に持ち込まれたり、苦手な距離でも一方的に倒せたりします。
一回の戦闘は制限時間があるのですが、コメントが入る間に時間が過ぎて一つのステージで限定2発しか打てない特殊攻撃が発射段階にあるのに打てずに終わったり、機械なのに人のような動きで倒れたり、ちょっと冷めたりストレスを感じるシステムの不備はあります。
ゲームのイメージとしては誰かのレビューにもありましたが、ガンダムのMS08小隊のようなイメージで戦闘を楽しめると思います。
射撃モードに入ってスコープ画面になり、命中率の数字が60.00%から90.00%まで上がっていき、射撃体勢に入った自軍のAFWの側を兵士が下がってくる。
時間制限いっぱいまで待って
「撃てぇっ〜!!」
って砲弾が飛んで行って、敵のAFWが吹き飛んで見事撃破、
総括してポリゴンはちょっとちゃちいけど背景なども綺麗だし、兵士や特殊攻撃の組み合わせを考えて戦術的なこだわりを作ることもある程度できるし、値段で考えてもなかなか楽しめるゲームと思います。
RING OF RED公式攻略ガイド (電撃攻略王)
攻略本のレビューというものに意味があるとはあまり思えないが攻略本を30冊近く買ってきた者として意見を言えば、レビューを書いてもよい出来であろう。
攻略本にありがちな稚拙な文体、誤字といったものがあまりないところがまず気に入った。
構成としては各マップの紹介と歩兵部隊の武器一覧がメイン。後者はかなり重宝した。