そんな軽い命なら私にください―余命ゼロ いのちのメッセージ
著者の最期のメッセージ 魂の叫びが胸にジーンときました
本当にこういう世の中だからこそ、人の命を粗末にするような事件が多い現代だからこそ自分の命 他の人の命の尊さを考えなければいけないなと思いました。
必ず人間はいつか死ぬ
だからこそ今をちゃんと 本当の意味で生きていくことが大切なんですね
明日もまた生きていこう 十八歳でがん宣告を受けた私
最初手に取った時は、『1リットルの涙』のような、ひたむきに病気と闘う明るい少女の闘病記だと思った。
ところが…、実際は、彼女の人生そのものが、客観的に時に熱く語られている。
彼女は素直に生々しく自分のことを書いていて、終始怒っている。タイトルからすると爽やかな、希望を与えるような感じがするが、それだけではない。
病気である自分の運命を呪い、健康な人を羨んで、自分を振った彼氏を恨んでみたり。
でも彼女は、決して立ち止まることはなく、最後まであらゆることと戦い続けた。なんと強い人だろう。
先日、全日本女子バレーボールチームがオリンピック出場権を獲得した。そこでアナウンサーが木村沙織選手に、不粋にも親友であった横山さんのことを質問し、木村選手が涙する場面があった。
それを横山さんが天国から見ていたらきっとこう言うだろう。
『沙織さん、涙はメダルを取ってから見せて下さい』