バリューセレクション タクティクスオウガ外伝
いまだに根強い人気を誇る『タクティクスオウガ』の、外伝作品。全体的な作りは丁寧なのですが、『タクティクスオウガ』と同じ楽しみを期待すると失望するでしょう。
今作では前作の最大の特徴だったW・T(ウェイト・ターン)制がなく、ただの自軍と敵軍交互のフェイズ制になっていることに加え、戦場もやや狭くなり、高低差も生かしにくくなっているなど、全体的にシミュレーションとしての戦略性が低下しています。
また、今作でもシナリオは特定の選択肢によって分岐しますが、大きく異なるのはエンディングのみで、それまでは前作ほどの違いを表しません。
本作最大の特徴である勲章(獲得すると能力値アップやクラスチェンジ)システムも、たしかにコレクション性はあるのですが、集めるのが面倒なだけだったり・・・。
オウガシリーズのファンで、かつ前作との物語の関連が気になる方は、買って損はしないと思います。純粋にシミュレーションRPGを楽しみたい方には、他の物を求めることをお薦めします。
タクティクスオウガ 運命の輪 公式コンプリートガイド (SE-MOOK)
画像も使いながらの解説でわかりやすい攻略本です。
クリア後の要素が???などで伏せられているのは、昔の攻略本みたいですね。
とはいえ読み応えがあり、ゲームそっちのけで読んでしまいました。
巻末の、シナリオチャートと固有キャラ加入条件が載った折り込み部分がとても便利です。
探すのが難しい、シナリオバトルの特殊会話の発生条件が載っているのも嬉しい。
なお、DLCの攻略は掲載されていません。予告のみです。
残念なのは、イラストがほとんど無いこと。キャラクターの全身図を期待して買っただけにがっかりでした。
固有ユニットは主だったメンバーのみ。汎用ユニットの全身図に至っては全くありません。
ドットはパターンが何枚か掲載されているのですが…。
そこが残念だったので☆4です。ヴァイスの顔グラがネタにされたのはニヤリだったんですけどね。
タクティクス オウガ
このゲームはやっとかないと…。
自分は全イベントをビデオに録画してるくらい好き。
ストーリーが凄く良く出来ている。
歴史的縮図を見ている様な気分だ!
そしてこの重厚さ。音楽も半端じゃない!
いままでやったロールプレイングではこれの右に出るものなし。
こまかくいうと中世英国的な物語だ。
民族の争い、政策による犠牲、
全体的には凄い現実的というかゲームって感じじゃない。
凄く色々な人生観を考えさせられる。
まあ、その辺はネットでしょっちゅう言われているからこれぐらいにする。
タクティクスオウガ 運命の輪 オリジナル・サウンドトラック
以前発売されたサウンドトラックを彷彿とさせるピクチャーレーベルには、1枚目にデニム、カチュア、二枚目に二人のランスロット、3枚目にアゼルスタンとラヴィニスが。加えてライナーノーツが欲しかったあの絵なのでファンなら絶対持っておいたほうがいいと思います。
曲も元の雰囲気を残しつつオーケストラ調にアレンジされており、ゴージャスな感じ。以前より長くなっている曲もあります。UnitMarch,Fghit It Outは燃えます。
4枚目のボーナスディスクには10曲(SFC版)が収録されています。こちらは8cmミニディスクです。パッケージはタロットカードが表に、内側にゲーム中の美麗な背景CGやスクリーンショットが並べらており、ヴァレリア島地図も配置されています。内容的には星5つですが、パッケージが紙製で耐久力に不安があるのと、個人的に大好きなTheme of Cygnetが収録されていなかった(まあこれはオリジナル版でも未使用でしたので仕方ありませんが…)という事で星4つです。