Das Lied Von Der Erde
なんというパラドックス!メンゲルベルクの病欠により、壮年期シューリヒトが成し遂げた空前絶後の演奏の、ワルターのライブを上回る高音質で捉え切った録音。これを聞いてから、とりつかれたように大地の歌を集めたが、ついぞこれを上回る演奏に出会った試しがない。
禁断の名盤という他無い。
大聖堂 (Die Säulen der Erde) [並行輸入品】
人足を使って資材や資金を得、それらを効果的に利用する。資材をより有利な条件で勝利点に換える職人を雇い入れる。主にそういった活動を行いながら勝利点獲得を積み重ねるゲームだ。人足の配置、マイスターの配置といったプレーヤの意思が反映できる部分とイベントカードで決まる禍福、サイコロで決まる税金といった運の要素が絶妙なバランスで組み合わされている。ただ自らの意思が反映できるマイスター配置ですらくじ引き方式なだけに自分なりのシナリオどおりに展開することはまずない。とはいえ行き当たりばったりでは絶対に勝てない。刻々と変化する局面と自分の置かれた境遇から最善の手を見つけるだけでなく、次第にインフレ気味に展開するターン後半に向けた作戦が必要だ。プレーヤー間の直接的な妨害はほとんどないものの職人、資材、アドバンテージカード、加えてマイスター配置のための施設といったリソースに限りがあるため間接的な鍔迫り合いはかなり激しいものになる。1ターン3フェーズからなり全6ターンで所要時間90分から120分というかなりヘビー級のゲーム。ヘビー級ではあるが、ルールがなかなか洗練されていて1ターンの流れを把握してしまえば、面白さを損なう「迷い」を生じることは少ないだろう。資材や職人の獲得、金策、勝利点の獲得とあらゆる方向に考えをめぐらせ最善手を捜す過程が楽しい。それを運が後押しするのかそれとも流されるのか。ゲームとは思えぬ現実感も持ち味だ。プレイするメンバーの力が拮抗していれば重量級ゲームでしか味わえない心地よい緊張感と達成感が楽しめる。プレーヤー数は2人から4人。
エルデ~ネズの樹の下で~
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共通ルートが案外短いので、好きなキャラのシナリオに集中出来たのは良かったですね。
しかし、その反面キャラ別のシナリオもちょっと短めです。個人的には、長すぎて途中で飽きるよりは良かったと思います。
歌ですが、OPテーマはちょっと微妙でしたけど、EDテーマがなかなか良い曲でした♪
Mahler: Das Lied Von Der Erde
データ欄に Deutsche Harm Mundi と書いてありますが,Sony Classical レーベルです.
70年代のバーンスタインの「大地の歌」は,映像ソフトと同時期の録音です.音は,鮮烈とはいかないまでも十分な品質だと思います.
この曲は,要は,管弦楽伴奏歌曲の拡大版ですから,歌手のできが重要です.わたしにとっては,クレンペラー盤のヴンダーリヒとルートヴィヒが最高ですが,ここでのコロとルートヴィヒの歌唱も,声をとっても表現をとっても,水準を数段抜くものです.バーンスタインの要求する猛スピードから,しみじみとした告別まで,ルートヴィヒは,依然として第一級の歌唱です.コロは,とくに管弦楽に埋もれがちになる冒頭楽章でヘルデンテノールの強さをみせているのがうれしい.この曲は,このように始まらなければ面白くないと思うのです.
バーンスタインは,ニューヨーク時代の若々しい直線的(といってもバーンスタインはバーンスタインなんですが)な演奏から,表現が極端,あえていえばエキセントリックな傾向になりつつある頃にあたります.晩年には,よかれあしかれそれが徹底されて独自の魅力となるわけですが,一般的には,このころは過渡期としてあまり高く評価されないようです.確かに,「大地の歌」についても,(独唱にバリトンを起用した点で評価が分かれるものの)芳醇な響きの横溢するヴィーン・フィルハーモニーとの録音の方が上だという意見があって,それももっともだと,わたしも思います.しかし,「バーンスタインの」マーラーを聞こうとする者なら,わたしと同様に,ちょっとよそ行きのところがあるヴィーン版より,縁の深いイスラエル・フィルハーモニーに名歌手を配したこの演奏に,バーンスタインに近しいような感触をもつのではないでしょうか.