旅のエッセイ教室―地球の書き方、歩き方
巷の書店で氾濫する紀行文にいささか食傷気味になっている小生だが、この本を読んで、自分らしく紀行文を書けばいい事に気がついた。行き先の珍しさで書いても、自己中心的になっても、はたまたドタバタでも、この本で登場する筆者たちは「自然体」で書いている。本書は朝日カルチャーセンターの教室での作品集というが、内輪だけに通用する同人誌のレベルは超えており。第三者に読んでもらう事を心得ている。続編を期待したい。
仮題・中学殺人事件 (創元推理文庫)
「読者が犯人」という推理小説がある、という噂をかねてから耳にしており、読みたいとずっと思っていた。しかし推理小説においては犯人がだれかはタブーであり、「読者が犯人」という手がかりだけでその作品を特定するのは、いかにインターネット社会とはいえ限りなく不可能に近いだろうとあきらめてもいた。
ところがあっさりと見つかった。それがこの作品である。
「ネタバレじゃん」と憤るには当たらない。そもそも本作の冒頭にそう謳ってある。「この作品の犯人は読者なのです」と。そしてその宣言がなければ、この作品は面白くもおかしくもない。
賛否両論があるようだが、個人的には大いに楽しませてもらった。
ユニコ [DVD]
今のアニメと違い、派手さや躍動感はありませんが、昔のアニメの良さ、人の基本的な暖かさのような物を思い出させてくれます。
昔過ぎて、ビデオレンタルなどでは探せなかったので、感動しました。
確かに画像は良くないですが、そこがまた、変にリメイクされていなくて、逆に懐かしいです。
私に将来子供が出来たら、是非見せたい作品、大切に保管します。
純粋な気持ちを思い出せるお勧めの一品です
綿の国星 [DVD]
DVDはひっそりと出ていたんですね。LBサイズで音声がモノラルは正直ショボイですが、おことわりに「差別表現が・・・」とあります。擬人化であっても少女の扱いにはマイナス要因なのでしょう。古い作品ですのでアラを捜したら切りが無いですが、声優陣は素晴らしいです。特に羽佐間道夫さん野沢那智さんが輝いています。