リトル・モア・パーソナル(初回生産限定盤)
映画に音楽にと多彩な才能を持ち合わせたLindsay Lohanの2nd albumです。前作からの3作のシングルはあまり売れませんでしたが、アルバムのほうは最高位4位を記録しました。そんな前作から1年という短いインターバルで発売される今作は彼女のよりパーソナルな部分を歌っています。だからジャケが”生”なのか?Confessions Of A Broken Heart (Daughter To Father)でわかるように父親へのキモチを歌っています。曲調としては前作のようなPop Rockを基盤とした音ではなく良くも悪くもない普通のPopにまとまってる気がします。
ミーン・ガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
動物学者を両親に持ち、それまでアフリカで過ごし、ホームスクールで学習、
ハイスクールに上がるまで、集団生活の経験がなかった
主人公ケイディ(リンジー・ローハン)。
普通の転入生でも、今後の学園生活を、円滑に過ごすために重要なのは、
『どんなグループに所属するか』というコトなんですが、
ちょっと変わった経歴を持った主人公が加わったのは、
学園の注目の的の3人組『プラスティックス』。
しかも、その本当の顔(かなり悪どい)を暴くため。
はじめは、そつなく情報を引き出していくケイディですが、
いつの間にか『プラスティックス』に染まっていったり、
(正確には)初めての恋に出逢ったりしていく姿が、よく描かれています。
登場時には、やぼったいカッコで、そばかすだらけだったケイディが、
徐々に洗練されていくのと同時に、ウソを覚えたり、スれていく感じが、
面白かったです。
よくある『学園コメディ』なんですが、ドタバタに転ばず、
ギリギリのラインで踏みとどまってる造りに好感が持てました。
ただ、もうちょっとケイディの『アフリカ育ちらしさ』が
表現されていると、よかったのですが・・・。
ラッキー・ガール [Blu-ray]
リンジー・ローハンはしかめっつらをしてせわしなく暴れ回る様が、どこか往年のドリス・デイを彷彿させる。
歌は歌えないし(いや失礼、歌えるらしい。知らなかった。本作では歌っていないが)、容姿も全然似てないが、見る人を元気にさせる演技をしているところが似ている。ノリが似ているというべきか。
ドリスと同様、オスカーには縁ががなさそうなのは残念だが。
実は隠れたファンで、ほとんどの作品を見ている。本邦劇場未公開に終わった2009年の『LABOR PAINS』(「リンジー・ローハンの妊娠宣言!」というタイトルでレンタルだけは出ているようです)も北米盤ブルーレイを購入して見ているぐらいだ。
本作は2006年のやはり劇場未公開に終わった作品。意外やリンジー初のラブ・コメ。なるほどそういえば、本作以前の作品は学園ものだ。だからオトナの女優に脱皮した初の映画ということになる。だがそのノリはそれ以前の学園ものと全く同じ。
なぜか日本では人気がない女優(米国でもお騒がせ女優なので好き嫌いが分かれているよう)だが、どれか一作を見れば、必ず魅力の虜になるはず。
本作では何とかとかいう実名のロックバンドをうまく使っているのが成功している。