眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 時間の歩き方 3 (ソノラマコミックス)
半年くらい前に1&2巻の存在を知り、続巻を楽しみにしておりました。
前巻からの小説家のお話が終わり、
遇太(時間旅行者の青年)の父親が現在どういった状況にあるかが
少しずつ明らかになってきます。
が、個人的に本巻のみどころは、
果子(主人公の少女)の死について向き合う
果子のお母さんと、日比野先輩(果子の憧れの先輩)とのやりとり。
特に日比野先輩は、1巻――というか物語の出だしで
二人の果子を見ているだけに、今後どう本編にからんでくるのか楽しみ。
また小説家に続くサイドストーリーとしては、
『ねむり姫』をモチーフに、ある女性貴族の戸惑いと
その解決に至る過程が描かれます。
タイムトラベルものの、こうしたサイドストーリーの展開、好きです。
あとがきで作家さんもおっしゃってますが、
この後は果子と遇太の問題がメインになってくるそうです。
もう少し時間旅行とそこで描かれる
サイドストーリを楽しみたい気持ちもありますが、
本編の展開への期待もこめて☆5つ。