BISH-水色の手帖(紙ジャケット仕様)
Mr.Romantic-Bishのおすすめは?と聞かれると、前作”On and On”か本作かでずいぶん迷ってしまう。
どちらも、AOR好きには是非とも押さえておいてほしい傑作だ。
古いハリウッド映画のようなセピア色のアルバムジャケット。短編小説集あるいはサントラ盤のような本作は、個人的には冬におすすめのアルバム。美しいストリングスから始まる、1.2.3.の流れは、感動的だ。楽曲、声も美しいが、全編に流れるBishop自身のアコースティックギターがよい、5.の間奏曲など聴いてみてほしい。7.11.のユーモラスなアレンジの曲も楽しいが、Chaka Khan, Natalie Coleのコーラスが聴かれるソウルフルな6.、Art Garfunkelの歌声がマッチした10.や、後半に盛り上がりを見せる12.などは最もBishopらしいと言っても良いとおもう。13.は、再び、アルバムの冒頭を思い出させる美しいストリングスアレンジのバラードで幕を閉じる。
30年以上、聴き続けている愛聴盤の一枚です。愛する彼女と暖かいお部屋でどうぞ!
ベスト・オブ・スティーヴン・ビショップ
スティーブン・ビショップ・・・男性でここまで綺麗な声で歌う人は、
そうは居ません・・・AOR全盛期に、この人の歌を聴きました☆
それが、1曲目の「オン・アンド・オン」。とても綺麗な声で、語りかけるような曲♪
なんとも言えない心地良さ!
9曲目の「ルッキン・フォー・ザ・ライト・ワン」、涙がでるような痺れる曲です★
かのアート・ガーファンクルもこの曲を歌っています。
15曲目の「君に想いを」は、言わずと知れた映画「トッツィー」の主題歌で、
大ヒット!しました☆
そんな、しっとり聴かせてくれる曲をちりばめたベスト盤♪ですが、
唯一、エッ?と思わせるのが、10曲目の「アニマル・ハウス」。
この曲は、大ヒットしたジョン・ベルーシ主演のコメディ映画「アニマル・ハウス」、
の主題歌ということで、裏声でコミカルに歌っています「笑」
ケアレス
Mr.Romantic-Bishop のデビューアルバム。彼の2nd.であるBish(水色の手帖)のレビューで、「冬のアルバム」と書いた。本作は、勝手に夏にオススメしたい(アルバムジャケットのBishopが白色のスーツを着ているということもあるか)。
どちらのアルバムも、AOR好きで、しかもアコースティッックギター好きには、はずせない名作だ。
1.10.はシングルヒットしたが、そんなの関係ない。保証します、全曲、良い!でも、どうしてもと言われるなら、前半(A面)では、3.Careless、後半(B面)では、11.Rock and roll slaveか?
シンガーソングライターとしては言わずもがなだが、全編に流れる自身のアコースティックギターがすばらしい(半音下げに注意)。バックを支えるミュージシャンの名前をライナーノーツの中に見つけるのも楽しい。Art Garfunkel、美しいコーラスワークを3曲で披露。Chaka Khanは、3曲でパワフルにシャウト。ギター好きなら、Lee Ritenour,Jay Graydon, Eric Clapton, Larry Carltonの名前をすぐに見つけるはずだ。
本作とBishは、あわせてお薦めいたします。
海水浴から帰った後、エアコンの効いたお部屋で彼女とどうぞ!
ヒッツ・オンTV2005 CM&Drama
とってもバラエティーに富んだ選曲です。悪く言えば脈絡のない選曲。
しかし、1970年前後の時代のオールディーズ全般と考えれば、これもアリでは。
シルヴィ・バルタンやダニエル・ヴィダルといった今聴いてもオシャレな
懐かしのフレンチポップスや、キャット・スティーヴンスやスティーヴン・ビショップ
のようなAOR好きの人が喜ぶような曲も入っています。
このような曲はわざわさ本人のアルバムを買うことはまずないので、
こうしてなかなか手に入らない欲しい曲だけ手に入れて、後は自分で他のオムニバスとあわせて選曲編集すべきでしょう。