サマーウォーズ 公式ガイドブック SUMMER DAYS MEMORY
総ページ数140Pに及ぶガイドブック。確かにこの本は映画を観る前には読まないほうがいい。映画のロングランが決まったと言うのでこれから観に行こうと思ってる人も多いだろうし。
約100Pは絵コンテを基にしてストーリーを映画のフィルム画像で構成している。絵は極めて豊富に掲載されておりまさにビジュアル本の感じか。でも絵が多い分、一つ一つの大きさが小さいのが少し不満ではある。
残り40Pは監督のインタビュー、映画の世界観を形作る仮想世界「OZ」やキャラや陣内家の設定資料、スタッフ・声優陣のインタビューに割いている。ここの部分もけっこう読み応えあり。ビジュアル面に力を入れているので資料集としてみたら物足りない部分もあるのかもしれないがそういう人はより詳しい完全設定資料集の方を買ったら良いと思う。普通の人ならこの本で十分映画の魅力は堪能できるのではないだろうか?
陣内家の設定資料からうちの田舎を思い出した。今度久しぶりに帰ってみるか・・(笑)
時をかける少女 【期間数量限定生産版】 [Blu-ray]
ご存知の方も多いと思いますが、この「時をかける少女」DVDには日本語字幕が
収録されておらず、耳が不自由な人には、何を言っているのかわからず楽しめませんでした。
しかし、「web-shake」という無料で字幕をつけてくれる会社の働きかけでインターネット上で
字幕つきで楽しめる事ができました。つまり、字幕のないDVDでもインターネット上で見る事で
耳が不自由な人でも楽しめる環境を手に入れる事ができたのです。
→http://web-shake.jp/
そういった流れがあり、今回のブルーレィ化に伴ってブルーレィ本体にも
字幕がつくようになったのでしょう。
より気軽に作品を見るようになり、本当にありがたい事です。
これからも障がいのあるなしに関わらず皆が楽しめるよう、日本語字幕が収録されているブルーレィが増える事を期待しています。
サマーウォーズ [Blu-ray]
去年の夏の一番の映画の話題作という事で、早速見ました。
主人公の小磯健二ははちょっと弱気で人付き合いも苦手な、17才の理系少年。そこで憧れの先輩であるヒロイン:夏季と一緒に向かった場所は、27人大家族のいる田舎、長野である。そこで健二と夏季は夏季の大祖母である「栄」と出会う。しかし、健二を語るネットアカウントが登場し、そこでみんなが一致団結するお話である。
感想としては、皆さんの評価で既に触れてあるかと思いますが、物語のコンセプトは物凄く良かったし、作画に関しても結構リアリティーのある画質だったので、物凄く良かったです。ただ、人によってはネット世界での展開があまりにグダグダな部分があったりした点が目立ったので一番賛否が分かれてしまったのではないかと。また、夏の季節の現実世界とネット世界の世界観の説明も少し不足気味で、最後は無理やりとってつけた感じの展開だったので、その部分をもう少し描いて欲しかったですね。
逆に感動したシーンは、これまで陣内家の大黒柱である「栄」のメッセージシーンや電話シーンです。「悲しい時、辛い時こそ、一人になってはいけない。」「アンタなら出来る」この部分の台詞が何度聴いても泣けてきます。 それと同時にBGMと山下さんの曲が良かったです。
こちらはブルーレイ版になります。より具現化して見れますので嬉しい限りです。感じ方によっては賛否も激しく分かれてくるので☆は3とします。
秒速5センチメートル [Blu-ray]
貴樹を中心とした模様を、時間の経過と共にその断片を3話のオムニバス形式で綴っている。
大きな軸はなく、ストーリー自体は未完。これは一方的に提示するのではなく、視聴者が自らの経験などを投影・補完しストーリーを作り上げてゆく様になっている。それ故、観た者によって全く印象が変わるだろう。
もし、これを緻密に計算して作ったのであればある意味凄い事だ。
強く印象に残るのは、その書き込まれた背景画。一見、写実的だがデフォルメされた街の風景、夜空・星の数々・種子島の海やロケット発射シーン、降り注ぐ雪や桜吹雪は見事。
雪の表現とゆうのは既存の映画においては、「ただ降っている」としか感じられないものだが、今作では、ふんわりと舞う雪の種類まで、繊細な捉え方で表現されている。
また特記出来るのが、光の表現である。光の捉え方はジャンルを問わず絵描きのひとつの課題でもあり、顕著に特徴が現れるもの。人間は何故か光に惹かれてしまう。日の出であったり、木漏れ日であったり、焚き火や暖炉の火であったり。
時間が止まり、照らされた互いを横目で温かい気持ちで見た経験は誰にでもあるだろう。
その光をしっかりと掴まえ、画の中に上手く生命感を持たせている。
しかしその反面、登場人物の作画デザインに違和感を感じてしまう。好みもあるのだろうが、いかにも「アニメ」といった印象を受け、違和感をおぼえる。
国産アニメーションのBlu-ray化が盛んであるが、このジャンルが苦手であった為、正直初めは厳しかった。
どうしても「型」があり、少女などの作り過ぎた声や動き・キャラクターに引いてしまう。
普通に「映画」として観ると、やはりとっつきにくくBlu-rayで登場してなければ観る事も、興味をひく事もなかっただろう。そういった方も多いはず。
ただ、それでこの映像を切り捨ててしまうのはいささか勿体ない気がする。
叙情的な空気、やわらかく繊細なディテイルと階調は素晴らしく、Blu-rayとの相性は極めて高いからである。
まず特典収録の名曲「One more time, One more chance」PVをご覧になると良いのではないだろうか。音楽PVは洋楽では重要なコンテンツでひとつの映像作品となっているが、その感覚で観る。
こちらのスペシャル・エディションPVは、全3話からのダイジェスト映像で構成されており、非常に曲にマッチしている。実に手の込んだミュージック・クリップとして感心出来る。
そして、次に3話目を観る。この第3話「秒速5センチメートル」は中々良かった。
夜、都会の雑踏の中。ふと感じる理由のない孤独感が歌にのせてしっとりと流れる。3話目は短く直ぐに「One more time, One more chance」が流れる為、Michael JacksonのPVの様に、ストーリー仕立ての音楽映画としても楽しめる。
この2つだけでも確かに観る価値があった。
アルバムをめくる様に断片的に振り返る。こうした見方も可能である。
「アニメ」への抵抗感が薄らいだ事は大きな収穫であった。
もし。少しでも気になっておられるならば、お手に取ってみたらどうだろう。
貞本義行画集 CARMINE (通常版)
エヴァのたくさんのイラストが大きなサイズで見れます。
バレリーナアスカ&綾波がとっても可愛かったです。
貞本さんのエヴァ以外のイラストも見れてとてもファンには嬉しい一冊です。
貞本女子キャラ集合イラストがお気に入り。
バイクの描き方が本当にすごいです。