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ブッダの真理のことば・感興のことば (ワイド版 岩波文庫)
岩波文庫、中村元というだけで、こむずかしいことを難解な言葉で書いているんだろうなと思って読み始めたが、何と平易な言葉であることか!(とはいってもところどころ時代を感じさせる表現はあるが)
驚きました。これぞ古典中の古典。これぞ人間の知恵。
何千年も前の人の言葉が、現代人の苦しみや悩みを解く秘訣を述べているのですから。
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マクロス ソング・コレクション 2002
これまでのマクロスのアルバムを全部持っているという人も、マクロス7劇場版の「HEART & SOUL」と飯島真理と桜井智の「Friends 時空を越えて」は今回初のアルバム収録曲である。
しかし、重複が多いのも明らか。予約特典もつかないのも残念なところ。
ややコレクターズ・アイテム的ではあるが、選曲は、マクロスのCDをほとんど持っていない方には文句なしにお薦めできるラインナップである。
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青春歌年鑑 1974 TOCT10723
1974年・・・そういえばオイルショックの翌年だったっけ。中日優勝の年でもある。こうして30曲聴いてみると、今でも耳にする歌も多く名曲揃いだけれど、特に気に入ったのが、ディスク2の最後の2曲、岡崎友紀「私は忘れない」と三輪車「水色の街」。2曲とも久しぶりに聴いたけど、こんないい歌だったっけ。
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美少女戦士セーラームーン 決戦/トランシルバニアの森~新登場!ちびムーンを護る戦士達~ [VHS]
この作品の注目点は、劇中で披露される数々の音楽にあるのではないでしょうか。ダイナミックな曲、静かで優しい曲、それぞれの曲が場面にとてもよく合っていて、変化に富んだ作品といえます。
しかし、ほかのレビューで言われている通り、ストーリーが少し複雑です。そこのところで☆ひとつマイナスにさせていただきました。
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ブッダの真理のことば・感興のことば (岩波文庫)
「怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。」
「他人のしたこととしなかったことを見るな。ただ自分のしたこととしなかったことだけを見よ。」
「スッタニパータ」と「ダンマパダ」は原始仏典の中でも特に古いものとされ、釈尊の肉声を比較的正確に伝えていると言われる。
そこに現れる釈尊の姿は大乗仏典に見られるような神秘的な「スーパーマン」ではなく、ぽつり、ぽつりと真理を紡ぎ出す老人の姿である。
私が特に愛読するのは「ダンマパダ」である。非常に内省的なのである。
一時はバッグの中に入れて持ち歩いていたこともあった。いまでも折に触れて読み返し、そのたびにハッと過ちに反省させられることが多い。いわば叱ってくれる貴重な本である。
中村元先生の翻訳も非常にこなれていて読みやすい。注釈にも非常に力が入っているので、ぜひ本文と対照させて読んでいただきたい。釈尊の真意が浮かび上がってくる。