賭博黙示録カイジ
以前から原作を読んでいて気になってはいたのですが、PSということでそこまで期待していませんでした。
しかし!これはPSとしてはとても面白いです!限定ジャンケンをうまく表現していて、やみくもに勝負をしても勝ち上がれない。
いろいろな情報を得ながら時に騙し騙され、様々な思惑をもつキャラクターと対戦していきます。
残りホシ一つの勝負カードをオープンする時のハラハラ感は今までにありません!PS3でこの作りで原作ひととおり作ってほしいですね!
賭博黙示録カイジ(7) (ヤングマガジンコミックス)
5〜8巻は2番目の物語。
命あっての金。
両者を天秤にかければ命の方が重いに決まってる。
そんなことは分かっている。
もし金をやるから死んでくれと言われれば、どんな大金を積まれてもごめんだ。
しかし1%でも命と金の両方を手に入れるチャンスがあるなら状況は変わってくる。
彼らは、
「ほとんど死ぬ」
ではなく、こう考える。
「うまくいけば億万長者だ」
しかし死が現実に迫ってきたとき、彼らは思う。
「死にたくない」
と。
本当の意味で命の大切さに気づくのは死ぬ間際だけ。
この漫画はその死に際に連れて行ってくれる。
死を感じて生を知るべし。
映画「カイジ 人生逆転ゲーム」 オリジナル・サウンドトラック
映画観てきました!
映画で使われていた音楽がぜんぶ詰まったいいサントラだと思います。
対決のシーンで流れていた
ハラハラするような音楽が印象的。
ボリュームがあって聴きごたえがありました。
カイジ 人生逆転ゲーム [Blu-ray]
この作品も、最近はやりの原作漫画→実写化傾向である中の一つの作品です。
↑大抵ほとんどがハズレですが、この作品は大当たりとはいえませんが、楽しめました♪
原作は持っています、アニメも見たうえでの感想です。
主役カイジが藤原達也です、ちゃんと芝居ができる俳優の人選には感謝ですが、彼の芝居は元々舞台の芝居と言うこともあり、
個人的に少々大げさすぎる感があると思いますが、この作品に彼の芝居はピッタリです。
この映画は退屈で憤りを感じているフリーター伊藤カイジ(主役)が大金を掛けあらゆるギャンブルに参加していく話です。
すべてを失い破綻していく人間の姿や、今の世の中の弱肉強食感、なんにでも金が必要であるという、知ってはいるけど日常生活では自然と目を背けている事を問いかけられているような作品です。
人間の精神的に追い込まれていく姿や、ほんの一時の幸せを感じているときの藤原達也の芝居はこの作品にはピッタリで、彼の芝居の長所がよく分かる作品だと思います、
原作を読んでいるからこその意見かもしれませんが、機会があれば拝見してみてください。
原作がベースとなっている話は、限定ジャンケン、人間競馬、地獄チンチロ、Eカードで、少し強引に詰め込んでいる感がありますが、
それはそれで映画オリジナルの展開としてはよくできたストーリーでありだと思いました。
賭博黙示録カイジ 全13巻 完結コミックセット(ヤングマガジンコミックス)
・限定ジャンケン(グー・チョキ・パーを出す回数が限られている)
・Eカード(皇帝・市民・奴隷の3すくみの心理戦)
・ティッシュ箱くじ引き(イカサマの応酬)
と、心理戦とイカサマを惜しげなく披露してくれる全13巻です。
映画のカイジを観て、「もっと詳しくカイジの世界を知りたい」人や、現在の「堕天録」を読んで「何でこんな漫画に星5が付いているの?」と思った方は、この「黙示録」を読めば過去が如何に面白かったか、アイデアに満ち溢れていたかが良く分かります。
お勧めです。ただ、「鉄骨渡り」「電流鉄骨渡り」は、「心理戦じゃなくて単にバランスの問題だろ」って事で、読み飛ばしてしまう方もいるかも知れません。
それでもフルプライスで一括購入する価値は充分にあります。