サディスティック・ミカ・バンドオフィシャル・ブック・ボックスセット
内容は伝わってこないし・・・価格が価格なので二の足、三の足踏んじゃいました・・・BEATLES関係者の興味ある回想本が何冊も出ているし・・・二冊買えちゃう・・・
まして「LIVEパンフ」は不満だったし・・・DVDは絶対買うし・・・
「ウ〜ん」状態だったです
しかし、一番欲しかったもので高価格も吹っ飛びました!
映画「SMB」のインタビュー・活字バージョンと未販売録音2曲ですが・・・
「これ、いいです!」
12月30日から何度も何度も読み返しています。
写真集は「LIVEパンフ+α」だからちょっと・・・残念。
私、ミカバンドのLIVEリアル・タイム参加派ですから・・・。
サディスティック・ミカ・バンド
忽然と姿を現した、名盤。どうしてこんなことが可能だったのか分からないが、同時期の海外のレコードと比べても違和感がない。日本の趣味人の粋を集めると、こんなことが可能になるのだ。その意味で加藤和彦はフィクサーとして、真に偉大であったと言わざるを得ない。
内容は多岐に渡る。ミッチェル・フルームが得意そうなゲート・ドラムは出て来る、結果的にレゲエとも違う不可思議なリズム、ギルバート・オサリヴァン的な旋律を奏でるシンセサイザー、ほとんどローリング・ストーンズなギター・リフなど。参加メンバーも多彩で、後の正式メンバーになる今井裕や何と小田和正も参加している。
当時東芝は半信半疑でリリースしたが、結果的に口伝で評判が海外にも及び、NME紙では「トランジスタで育った子供たちから、思いもよらぬ実験的な音が出てきた」と評された。この作品によってロンドンのミュージシャンの間にも噂が広まり、クリス・トーマスが動いた。それだけの力を持つ、時代を越えた作品。
ギター・ファンタジア [VHS]
名盤「サダージ」発売に伴い行われた横浜スタジアムでのライブ。スタジアムという空間ゆえサウンド面での評価があまりよくないという記事を当時読んだ記憶があるが、視覚的にはギターヘッドに取り付けたレーザー光線を夜空に照射しながらの演奏シーンなど屋外ならではの迫力さが十分感じられます。「サダージ」からは高中ギターの魅力を存分に味わえる選曲がされているし、私は終盤のReadyToFly、黒船は特に気に入っています。高中映像作品でもっともDVD化して欲しいライブです。頼むからDVDで発売して欲しい。
黒船
70年代、初版のLPを買って以来、何年か周期でこのアルバムを毎日聴き続ける時期が巡っ
てくる。最近は車の6連奏CDの中で、これは他と入れ替わることがない。
何カ月かに一度、無性に聴きたくなる。特に、LPではA面の『墨絵の国へ』〜『黒船(嘉永六
年六月四日)』までは、一気に聴かないとおさまらない。というか、止められない。何度聴いて
も魂が震えてくる。やはり“手作業の演奏(笑)”による緻密にして究極のグルーヴ感は、
現代に聴いても群を抜いていると思う。 無人島に持って行く邦楽五枚の中には必ず筆頭で入
るだろう。
(ちなみに無人島行きの洋楽の筆頭は、ニール・ラーセンの『ジャングル・フィーバー』です)