騎手の心理 勝負の一瞬
騎手、調教師のときファンだったけど、
あの事件から本を読むのもやめてしまった。
この本を見つけて読んだら、改めてファンになった。
馬券を買う立場になった田原成貴さんの競馬に対する
考えが新鮮でとてもよかった。
いかれポンチ
…やられました…。 読みはじめは、展開を理解するのに一生懸命だったのが、気がつけば、田原成貴さんの世界にのめりこんでしまってました。 思わず、彼にかかれば刑務所も楽しいところと、不謹慎にも思ってしまうぐらい…!! どこにいても、田原さんは田原さん! やはり、天才ですね。
トウカイテイオー 帝王・栄光の蹄跡 [DVD]
史上最強馬シンボリルドルフの息子として生まれた彼は、素晴らしいサラブレットであった。皮膚の薄い、贅肉のつかないスリムな馬体、そしてその柔軟な筋肉は、名馬だけが備え得る究極のものだった。
皐月賞、ダービーは素質だけで軽々と勝った。
が、ここで最初の骨折、彼の類い希なその能力に、骨格がついていかなかったのである。
復帰2戦目の春の天皇賞、負けはしたが直線を向いてジョッキーからのゴーサインがでたときに、一瞬羽が生えたと錯覚したその瞬発力には、驚かされた。
再び骨折明け2戦目のJC、本調子とはほど遠い出来の彼が、闘志を剥き出しにして見せた勝利は、今も忘れられない。
そして3度目の骨折を克服して、結果的には最後のレースになってしまった有馬記念、人知を越!え!る奇跡の走りには、ただ感動した。
彼が、完成されたサラブレットとして、本調子で走ったことはただの一度もなかった。それでいてあの素晴らしい戦績を残したのである。
怪我さえしなければ、この奇跡のサラブレットはどのような活躍をしていたのであろう?と、今でも考えずにはいられない。
八百長
筆者の場合、元ジョッキー、元調教師、原作作家、エッセイスト等、色々な顔が
ありますが、「田原成貴」という人に、価値(対価)が認められるのだと思います。
世の中、色々な人が生きてますが、こんな人なかなかいません!!
競馬を知らない方も、是非、「田原成貴」という「人」を知ってみてください。